アーセナル新鋭を「トミヤスが改善させた」 冨安加入の“プラス要素”を英指摘

アーセナルDF冨安とMFサカ【写真:Getty Images & AP 】
アーセナルDF冨安とMFサカ【写真:Getty Images & AP 】

英代表MFサカのパフォーマンスへ与える“ポジティブな影響”へ現地注目

 アーセナルの日本代表DF冨安健洋はプレミアリーグデビューから6試合連続でスタメン出場を続け、以降、チームは無敗街道を突き進んでいる。現地メディアは右サイドバックとしてプレーする冨安がイングランド代表の20歳新鋭MFブカヨ・サカのパフォーマンスにも好影響を与えていると絶賛した。

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 昨季セリエAのボローニャで評価を高めた冨安はミランやトッテナムなど複数クラブの関心があったなかで夏のマーケット最終日にアーセナルへ移籍。移籍金は1700万ポンド(約27億円)とも伝えられている。

 開幕3連敗と泥沼の状況で迎えた第4節のノリッジ戦(1-0)でプレミアデビューを飾った冨安は右サイドバックとして持ち前の守備力と積極的な攻撃参加でインパクトを残した。デビューから第9節アストン・ビラ戦(3-1)まで6試合連続スタメン出場を続けているうえ、チームはその間4勝2分と無敗をキープしている。

 英地元メディア「フットボール・ロンドン」は「トミヤスが改善させたのはディフェンス面だけでない。ブカヨ・サカがEURO2020のイングランド代表に選ばれたときのような調子を取り戻す上で重要な役割を果たしている」と指摘する。冨安の前方でプレーする右ワイドのポジションは、サカかコートジボワール代表FWニコラ・ぺぺのどちらかが起用されているが、サカと冨安のコンビがよりポジティブな印象を与えているようだ。

 第4節ノリッジ戦と、第5節バーンリー戦(1-0)、第8節クリスタル・パレス戦(2-2)の3試合はぺぺ。第6節トッテナム戦(3-1)、第7節ブライトン戦(0-0)、第9節アストン・ビラ戦(3-1)はサカが右の攻撃的なポジションで先発した。

 記事ではいずれも3-1で勝利したトッテナム戦とアストン・ビラ戦で見られたサカと冨安の関係性が良かったとし、「トミヤスと逆サイドでプレーした試合でのサカはそれほど危険な存在には見えず、その結果としてゴールへの脅威が損なわれていたのは間違いない」と断言。そのことを受けて「トミヤスがチームにとっていかに重要な存在であるかが分かる」と、22歳の日本代表DF加入後の“プラス要素”を指摘した。

「彼の働きぶりは周囲にも伝播している。この日本代表が投入されたことでバックラインの他の選手も落ち着きを得た。アーセナルは攻撃面でも確実にシャープさを増しているが、その好転はソリッドな守備によってもたらされたものであり、そこでトミヤスが欠かせない存在になっている」

 ミケル・アルテタ監督からも絶大な支持を受け、瞬く間にレギュラーに定着した冨安。その影響力の大きさは現地メディアからも非常に高く評価されている。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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