ムヒタリアンが無理ならば… アーセナルが32億円で“ドイツの至宝”ゲッツェ獲得に方向転換

英紙報じる バイエルン新体制で戦力外危機の逸材に白羽の矢

 アーセナルがバイエルン・ミュンヘンで不遇の時を過ごすドイツ代表の至宝MFマリオ・ゲッツェ獲得に照準を切り替えたと、英紙「サン」が報じている。

 当初アーセナルは、ドルトムントのアルメニア代表MFヘンリク・ムヒタリアンの契約延長交渉が決裂したことを受けて、今季ブンデスリーガのアシスト王獲得レースへ参戦した。しかし、ドルトムントのハンス=ヨアヒム・ヴァツケCEOは、ムヒタリアンの今夏移籍凍結を明言。しかも、代理人を務めるミノ・ライオラ氏が、「マンチェスター・ユナイテッドに行きたがっている」と発言したために、アーセナルは方向転換を迫られた。

 そこで、ベンゲル監督が目をつけたのは、バイエルンでくすぶり続けているゲッツェだった。ムヒタリアン獲得に投入予定だった補強費をゲッツェ獲得費に回し、2700万ユーロ(約32億4000万円)のオファーを出す模様だという。

 ゲッツェは2015-16シーズン、負傷の影響とジョゼップ・グアルディオラ監督の戦術にフィットしない悪循環に陥り、ベンチを温め続ける状況が続いた。ドイツ代表でも、欧州選手権(EURO)初戦のウクライナ戦では「偽9番」と呼ばれる役割で最前線でプレーしたが、精彩を欠いた。また来季に向けては、バイエルンのカール=ハインツ・ルンメニゲCEOがゲッツェに対し、クラブとカルロ・アンチェロッティ新監督が戦力として評価していない事実を伝えたことも明らかにしていた。

 

page1 page2

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング