「確かに結果は悪いし…」 バルサMF、“クーマン解任騒動”のメディア報道に持論
苦戦を強いられるバルセロナ、MFデ・ヨングがクーマン監督の解任騒動に言及
バルセロナのオランダ代表MFフレンキー・デ・ヨングは、チームがロナルド・クーマン監督の解任騒動に揺れる中で、メディアの報道が大げさなものだと語っている。24歳のMFは結果が出ていないことに失望しつつも、「代表ウィーク明けには本来の姿に戻れる」とチームの建て直しに自信を示した。スペイン紙「マルカ」が報じている。
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バルセロナは今季開幕前にアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(パリ・サンジェルマン)が退団。フランス代表FWアントワーヌ・グリーズマン(アトレティコ・マドリード/期限付き移籍)もチームを去るなど、戦力ダウンは必至だった。
開幕戦のレアル・ソシエダ戦で4-2の勝利を収めるなど順調な滑り出しを切ったかに思われたが、その後は格下相手の引き分けが重なり、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)ではバイエルン・ミュンヘンとベンフィカに0-3で敗れた。クラブ史上初めてグループステージ連敗スタートという不名誉な記録も付き、クーマン監督の解任論が過熱するなどチームには不穏な空気が漂っていた。
国内外のメディアでバルセロナの危機的状況が取り沙汰されてきたが、当事者であるデ・ヨングは、実際のチーム状況よりも大げさに語られていると危惧している。
「ずいぶんと誇張されている。僕らはマンネリ化していない。確かに結果は悪いし、それを無視することはできない。クラブにはネガティブな空気が漂っているけど、バルセロナのようなクラブで悪い結果が続けばそうなることは理解できる。僕自身も失望しているが、落ち込んではいないよ」
バルセロナは直近のリーグ戦でアトレティコ・マドリードに0-2で敗れ、そのまま代表ウィークに突入した。デ・ヨングはこの2週間の休養によってチーム状況を回復することができると前向きに語っている。
「国際試合の後にバルセロナに戻れば、本来の姿に戻れると思うよ。シーズンが終わってしまったなんていう人は大げさだよ。レアル・マドリードやアトレティコ・マドリードとの勝点差もそれほど大きくないし、まだ多くの試合が残っている。まだ何も失っていない。CLでのスタートは悪かったけど、まだ(ベスト16入の)チャンスはあるさ」
10月24日には宿敵レアル・マドリードとのエル・クラシコも控えている。不本意な序盤戦を過ごしたバルセロナは、2週間の中断期間を経て、“あるべき姿”を取り戻すことはできるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)