スアレス、英雄シャビの“古巣帰還”へ警鐘 「レガシーを危険に晒す可能性がある」
バルサの監督後任候補に挙がるシャビ、現況での古巣復帰へスアレスが持論
バルセロナは成績不振によってロナルド・クーマン監督に解任論が浮上し、後任としてレジェンドであるシャビ・エルナンデス監督(アル・サッド)の就任が噂された。しかし、2020年までバルサでプレーしていたウルグアイ代表FWルイス・スアレス(アトレティコ・マドリード)はこのタイミングでバルサの指揮官になることはシャビ監督にとって大きなリスクがあると警告している。
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UEFAチャンピオンズリーグでクラブ史上初の連敗スタートを切るなど苦しいスタートとなった2021-22シーズンのバルセロナ。リーグ戦でも格下相手のドローが重なっており、クーマン監督に対する風当たりは強くなっていた。
ジョアン・ラポルタ会長はクーマン監督続投を明言している一方で、現地メディアでもオランダ人指揮官の解任説は過熱し、後任候補として何人もの名前が挙がっていた。そのうちの1人が、クラブレジェンドのシャビ監督だ。
しかし、スアレスはこのタイミングでのシャビ監督のバルサ復帰に警鐘を鳴らしている。ジャーナリストのジェラール・ロメロ氏とのTwitch配信でシャビ監督について次のように語ったという。
「財政問題によって明確なプロジェクトがないなかでシャビが(バルセロナの監督を)引き受けるのは彼のレガシーを危険に晒す可能性がある。彼が来るなら、クラブは財政問題のないなかでのプロジェクトをオファーする必要があるだろう。ロッカールームに友人がいるというのも彼にとってはハンディキャップになる。とはいえ、彼は最も適した候補者であることに変わりはない。彼はクラブで成功するためにすべきことを知っている。でも、適切なタイミングを選ばなければいけない」
スアレスは元同僚のシャビ監督がバルセロナの指揮官に相応しいことを認めつつも、アルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(パリ・サンジェルマン)を失うきっかけにもなった深刻な財政難を抱えるなかでバルセロナに復帰するのは得策ではないと考えているようだ。
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(FOOTBALL ZONE編集部)