アヤックス監督、バルサ後任へ浮上 “会長推し”の人材も…財政難がネックと海外指摘
アヤックスのテン・ハフ監督、低空飛行が続くバルサの新指揮官候補に
スペイン・バルセロナはロナルド・クーマン監督の去就問題が取りざたされているなか、新たにアヤックスのエリック・テン・ハフ監督が後任候補として浮上しているようだ。
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UEFAチャンピオンズリーグ(CL)で史上初となるグループステージ開幕2連敗を喫するなど低空飛行が続くバルセロナ。今夏に大黒柱のアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(パリ・サンジェルマン)が退団した衝撃は尾を引いており、今やクーマン監督の解任は時間の問題とも言われている。
すでに後任候補としてロベルト・マルティネス監督(ベルギー代表)やクラブOBのシャビ・エルナンデス監督(アル・サッド)、J1ヴィッセル神戸での指揮経験があるフアン・マヌエル・リージョ氏、昨季ユベントスを率いたアンドレア・ピルロ氏、そしてマルセロ・ガジャルド監督(リーベル・プレート)など様々な名前が報じられているが、スペイン地元ラジオ「カタルーニャ・ラジオ」では新たにアヤックスのテン・ハフ監督が候補に浮上したと伝えている。
2017年からアヤックスを率い、18-19シーズンには同クラブをCLベスト4へ躍進させたオランダ人指揮官をバルセロナのジョアン・ラポルタ会長が推しているという。
ただし、今のバルセロナにライバルクラブから監督を引き抜くだけの財力は残っていない。スペイン紙「マルカ」によれば、クーマン監督を即座に解任して後任を据える場合、新監督に支払える年俸は最大で388万ユーロ(約5億円)。アヤックスからテン・ハフ監督を引き抜くための買取条項を発動させる余裕もないという。
メッシの退団を防げなかった厳しい財政難は監督人事にも影響を及ぼしている。クーマン監督の解任待ったなしとはいえ、最適な後任を見つけるのが難しい状況であることに変わりはないようだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)