トッテナム最強2トップの“爆発力”に陰り 英識者が懸念指摘「幸せそうではない」
ケイン&ソン・フンミン、ヌーノ新体制でのパフォーマンスにネビル氏が言及
トッテナムは26日に行われたアーセナルとのノースロンドンダービーに1-3で敗れた。開幕3連勝から一転して3連敗。宿敵アーセナルとは対照的な歩みとなっている。解説者の元イングランド代表DFギャリー・ネビル氏はイングランド代表FWハリー・ケインと韓国代表FWソン・フンミンのコンビに不安が生じていると指摘している。
トッテナムは今季開幕戦で昨季王者のマンチェスター・シティを撃破。エースFWケインの去就問題が過熱していたなかで幸先の良いスタートを切った。続く第2節のウォルバーハンプトン戦、第3節のワトフォード戦もそれぞれ1-0で勝利した。
しかし、その後はクリスタル・パレス、チェルシーに続けて0-3と完敗。ライバルのアーセナルにも敗れ、悪い流れに歯止めをかけることができなかった。移籍騒動に揺れたケインはいまだコンディションが万全とはいかず、ダービーでも精彩を欠いた。
英衛星放送「スカイ・スポーツ」で解説を務めるネビル氏は「彼(ケイン)は幸せそうに見えない」とケインが苦しんでいると指摘する。
「彼はまだ夏の状況を引きずっているように見える。今日の彼は2、3点取るチャンスもあったし、PKもあったかもしれない。貢献はあったが、本来の姿ではない」
ケインは移籍騒動の影響が尾を引いて調子を崩しているとした一方、ネビル氏はさらに相棒のソン・フンミンも同様に苦しんでいると語っている。
「ソンも決して幸せそうではない。これはケインだけの話でない。ソンとケインはパーティーで風船を割られた子どものようだ」
昨季プレミアリーグでケインが23得点14アシスト、ソン・フンミンが17得点10アシストを記録。爆発的な得点力を誇るリーグ最強2トップとの呼び声もあった2人だが、ヌーノ新体制となったチームではその連係に陰りが見えているようだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)