韓国の至宝、レアル戦の“メッシ風”ゴラッソをスペイン紙称賛 「ファンタスティック」
移籍後初先発のイ・ガンインが豪快弾で結果も、マジョルカはレアルに1-6と大敗
マジョルカの韓国代表MFイ・ガンインは、現地時間22日のリーガ・エスパニョーラ第6節レアル・マドリード戦で個人技から一矢報いる“メッシ風”のゴールを決めたが、チームは1-6と大敗。「非常に苦しい敗北」と試合を振り返った。
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敵地に乗り込んだマジョルカは、今夏の新戦力であるイ・ガンインと日本代表MF久保建英が、それぞれトップ下と右サイドで先発出場。しかし、開始3分にDFのミスが絡み、レアルのフランス代表FWカリム・ベンゼマに先制点を許す苦しい立ち上がりとなった。
同24分にはかつてマジョルカでプロデビューを飾ったスペイン代表MFマルコ・アセンシオに追加点を奪われたが、その失点直後にイ・ガンインが個人技でレアルゴールを打ち破った。右サイドの久保からFWマシュー・ホッペにつなぎ、落としを受けたイ・ガンインはブラジル代表DFエデル・ミリトンのスライディングをかわすと、オーストリア代表DFダビド・アラバのシュートブロックの脇を抜く左足の一撃をゴール左隅へ蹴り込んだ。
狭いスペースをドリブルでくぐり抜けて撃ち抜いた移籍後初ゴール。スペイン紙「マルカ」も「ファンタスティックなゴール」「リオネル・メッシのようなドリブルからティボー・クルトワが大きく広げた手をすり抜けるファインショット」と、“韓国のメッシ”が決めたゴラッソを称賛した。
しかし、マジョルカはその後にアセンシオにハットトリックを決められるなど4失点を重ねて1-6と完敗。スペイン紙「ムンド・デポルティーボ」によれば、ゴールを決めたイ・ガンインも試合後には「非常に苦しい敗北。改善すべきところがたくさんある」と肩を落としていたようだ。
開幕3試合を2勝1分と好スタートを切ったマジョルカだが、その後の3試合は1分2敗と足踏みとなった。レアル相手に輝きを放ったイ・ガンインのパフォーマンスは一筋の光と言えそうだが、マジョルカにとっては課題を突きつけられる厳しい敗戦となったようだ。