「リスペクト」 レアルMFが古巣相手にハットトリック…“紳士的な振る舞い”に注目
アセンシオが古巣マジョルカ戦でハットトリックを達成
レアル・マドリードのスペイン代表MFマルコ・アセンシオは、リーガ・エスパニョーラ第6節マジョルカ戦(6-1)で同クラブでの初のハットトリックを決める活躍を見せ勝利に貢献した。プロデビューを飾った古巣相手の得点後、アセンシオが見せた紳士的な振る舞いが注目を集めている。
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本拠地サンティアゴ・ベルナベウにマジョルカを迎えたレアルは前半3分、相手DFのミスを突いたFWカリム・ベンゼマのゴールで先制。そして同24分には左サイドのFWロドリゴの左クロスを相手GKが弾いたこぼれ球に素早く反応したアセンシオが2点目を奪った。
このゴール後、アセンシオは両手を軽く上げるジェスチャーを見せ、マジョルカ相手に派手なゴールセレブレーションをすることはしなかった。「LaLigaTV」公式ツイッターはこの場面の動画を公開。「リスペクト、アセンシオ。レアル・マドリードのスターは、キャリアをスタートさせたマジョルカ相手のゴールを祝うことをしなかった」とアセンシオの振る舞いに賛辞を送った。
マジョルカ出身のアセンシオは2006年にマジョルカの下部組織に入り、13年にトップチームデビューを果たしている。リーガ公式ツイッター英語版も、「彼はどこからやってきたのかを決して忘れない」と古巣に敬意を払うアセンシオの姿勢に注目した。
東京五輪の準決勝、日本戦で劇的な決勝ゴールを決めたことも記憶に新しいアセンシオは、前半29分と後半10分にもゴールネットを揺らし、古巣相手にレアルで初めてのハットトリックを達成。いずれのゴール後も1点目同様にゴールセレブレーションは控えめなものにとどめた。
熾烈なレギュラー争いのなかでカルロ・アンチェロッティ監督への強烈なアピールに成功したアセンシオだが、その紳士的な振る舞いでも好印象を与えることになった。