マンU守護神、7年ぶりの渾身PKストップを海外称賛 「これぞフットボール、だろ?」
勝ち越した直後の後半ATにPK献上で同点のピンチも…渾身セーブで勝利に貢献
マンチェスター・ユナイテッドは、19日に行われた敵地でのプレミアリーグ第5節ウェウストハム戦に2-1で勝利した。後半44分に生まれた決勝ゴールを含めてゲーム展開は劇的で、スペイン代表GKダビド・デ・ヘアが絶体絶命のピンチで渾身のPKストップを見せたシーンを、海外メディアは「なんてエンディングだ!」と伝えている。
ユナイテッドがウェストハムのホームに乗り込んだ一戦は、互いに拮抗した好ゲームとなった。前半30分、ウェストハムがアルジェリア代表MFサイード・ベンラーマのゴールで先制するも、その4分後にユナイテッドFWクリスティアーノ・ロナウドが同点ゴールを決める。さらに、終了間際の後半44分には、途中出場のイングランド代表MFジェシー・リンガードがミドルシュートを叩き込み、ユナイテッドが勝ち越しに成功した。
しかし、試合はそれだけでは終わらなかった。後半アディショナルタイムの目安3分台に入ろうとしたところで、ウェストハムMFアンドリー・ヤルモレンコのクロスがエリア内のDFルーク・ショーの手にヒット。VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)が介入し、オンフィールド・レビューが行われた末にPKの判定となった。
すると、このタイミングでウェストハムのデイビッド・モイーズ監督は34歳のノーブルをピッチに投入。高いPK成功率を誇るノーブルがそのままキッカーを務めた。しかし、ゴール右を狙ったノーブルのキックはデ・ヘアが読み切って右手一本でセーブ。ウェストハムは同点のチャンスを逃し、1-2で敗れる結果となった。
“PK職人”のノーブルは直近の10回のPKをすべて成功させており、PK失敗が2016年12月以来約5年ぶり。一方でPKはあまり得意でないデ・ヘアはプレミアリーグで21本連続でPKを決められており、2014年10月以来約7年ぶりのPKストップとなった。
オーストラリアのスポーツ専門局「Optus Sport」公式ツイッターは、「なんてエンディングだ!」「これぞフットボール、だろ?」と興奮気味に伝えていた。リンガードの決勝ゴールも含めて、ロナウド効果の一面もあるかもしれない。