「キャップ数10試合未満」でも超豪華! 英メディアがEURO出場選手で驚きのベスト11を選出

“逸材の宝庫”トットナムから3人選出

 2人目のCBはトットナムのイングランド代表DFエリック・ダイアー。22歳の俊英は右サイドバックや中盤の底でもプレー可能な守備のマルチロールで、今季スパーズで台頭した。15年11月のスペイン代表戦でデビューしたばかりで、“スリー・ライオンズ”の一員として戦った試合は7試合だけだが、今後レギュラー定着が期待されている。

 左サイドバックもトットナムからイングランド代表DFダニー・ローズが名を連ねた。今季はPFA年間ベストイレブンに選ばれるなど飛躍の年を過ごした。デビュー当時は攻撃的なサイドアタッカーだった。プロデビュー戦がアーセナルとのダービーマッチで、ゴールを決めて勝利に貢献したという逸話を持つ。今年3月のドイツ戦で待望の代表デビューを飾り、ここまで4試合に出場している。

 守備的MFはレスターのフランス代表MFエンゴロ・カンテ。無尽蔵のスタミナと驚異的なボール奪取力を発揮して今季大ブレークを遂げた。3月のオランダ戦で代表デビューを果たすと、そのまま母国開催となるEURO行きの切符を手にした。代表キャップは4。

 センターハーフとしてバイエルン・ミュンヘンのスペイン代表MFチアゴ・アルカンタラが選ばれた。バルサのカンテラ出身で、ジョゼップ・グアルディオラ監督の秘蔵っ子。シャビの後継者とも言われてきた。今回選出された選手の中では最も早い11年に代表デビューを果たしているが、負傷の多さが響いてキャップ数は6にとどまっている。

 中盤のもう1枚は、トットナムから3人目の選出となるイングランド代表MFデレ・アリも選ばれた。15年10月に代表初出場を果たしている20歳は、イングランド史上最高の逸材との呼び声も高い。キャップ数は8。

 

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