“満身創痍”のC大阪に生じた歪み 指揮官が明かした“チーム再建下”の苦境

C大阪は浦和とのアウェー戦で0-2と完敗【写真:Getty Images】
C大阪は浦和とのアウェー戦で0-2と完敗【写真:Getty Images】

アウェー浦和戦で0-2敗戦、小菊昭雄監督が13連戦下での采配に言及

 セレッソ大阪は18日のリーグ第29節、浦和レッズとのアウェーゲームに0-2で敗れた。AFCチャンピオンズリーグ(ACL)の浦項スティーラーズ戦(0-1)から中2日のゲームで、小菊昭雄監督は「選手たちはかなり疲れて満身創痍だった」と、苦しい状況だったことを話した。

 C大阪は13連戦の11試合目という厳しい状況にあった中で前半10分、プレスに出た背後を突かれる形で失点した。2点目を奪われた直後の後半17分にはサイドハーフから2トップまでの4枚を同時交代。結果的に奏功したなかったこの交代策は、ある程度プランにあったものだと指揮官は明かしている。

「ゲームプランとしてはこれだけの連戦、ACLの後の中2日で、(スタメンの)4人には出し切ってバトンを渡してほしいと伝えていたし、途中で入る4人にも早いタイミングで行くぞと(伝えていた)」

 しかし、厳しい日程の中でチームは全体にキレを欠いた。今夏に欧州からJリーグに戻った選手同士のマッチアップとして、浦和DF酒井宏樹との対峙が期待されたMF乾貴士も攻撃に効果的な形でなかなか絡めず、チーム全体としても決定機を作れなかった。

 レヴィー・クルピ監督からの交代で就任し、まだ3週間ほどの小菊監督は大型連戦の中でチームを整理、戦術を浸透させることの難しさがあることも明かしている。

「私が監督になってからビルドアップの立ち位置を含め、選手たちには常に要求している。新たなチャレンジに向けて選手たちは一生懸命に取り組んでくれている。その立ち位置やパスの質、サポートを含めて、1つ1つ時間をかけて成熟しないといけない。2失点とも、私たちが予測していた現象だった。中を閉めるところ、背後への対応を今日のミーティングでも、相手のストロングポイントとして伝えたが、予測やチャレンジ&カバーも1つ1つ時間をかけて全員で共有しないといけないと痛感している」

 昨季まで2シーズン、ミゲル・アンヘル・ロティーナ監督が率いて組織的なサッカーを展開したC大阪だが、クルピ監督の就任で一気に方針転換してアタッカーの個性を生かす方向へシフトチェンジした。しかし結果的には監督交代となり、再び組織的な整理に取り組んでいる。厳しい連戦の終わりは見えているが、そこから終盤戦に向けてどこまで立て直しを図ることができるか、小菊監督の手腕が問われる状況になっている。

(Football ZONE web編集部)


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