開幕4戦4発…絶好調ヴィニシウスを現地紙絶賛 レアル監督の「プランを崩壊させた」

開幕4試合で4ゴールと好調を見せているFWヴィニシウス【写真:Getty Images】
開幕4試合で4ゴールと好調を見せているFWヴィニシウス【写真:Getty Images】

セルタ戦でも1ゴールで得点ランク2位タイ、熾烈な定位置争いでレギュラー定着

 レアル・マドリードのブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオールは、開幕4試合で4得点と絶好調で熾烈なポジション争いのなかでレギュラーに定着し始めている。スペイン紙「マルカ」は、カルロ・アンチェロッティ新監督のプランを崩壊させるほどの活躍だと絶賛している。

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 2018年にブラジルの名門フラメンゴからレアルに加入したヴィニシウスは、そのポテンシャルをまだ最大限に発揮できていない印象だったが、アンチェロッティ監督の下で覚醒の時を迎えたようだ。

 開幕戦のアラベス戦(4-1)で1ゴール、第2節レバンテ戦(3-3)で2ゴールといずれも途中出場から結果を残すと、第3節ベティス戦(1-0)ではベルギー代表MFエデン・アザールを差し置いて先発出場。そして2試合連続スタメン起用となった12日のセルタ戦(5-2)も得点を決め、これで開幕4試合で4ゴールとなった。リーガの得点ランキングでも、同僚FWカリム・ベンゼマ(5得点)に次ぐ2位タイにつけている。

 セルタ戦では本職が左サイドのアザールがベンゼマと2トップのような形になり、ヴィニシウスが左サイドで先発。今季はベンゼマを中央に、アザールが左、FWギャレス・ベイルが右に入る3トップが基本となることも予想されていたなかで、その序列を覆した格好だ。「マルカ」紙はこの現状について、「ヴィニシウスがアンチェロッティの当初のプランを崩壊させた」と記し、「この21歳は相手のディフェンダーに恐怖心を与え、アンチェロッティの指示の下で躍動している」とブラジル人アタッカーを絶賛している。

 リーガでの4得点は、ヴィニシウスにとって早くもキャリアハイの数字。2年目と3年目に記録していた3得点を早くも上回った。アザールやベイルの控えという立場から脱却しつつあるヴィニシウスを、同紙はベンゼマと並び立てて「2人はアンタッチャブルだ」と形容している。4年目のシーズンを迎えた21歳は、タイトル奪還を狙う“白い巨人”のキーマンとなりそうだ。

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