代表招集拒否のプレミアリーグ、該当選手の出場停止を回避 FIFAが処分せずと英報道
「レッドリスト国」への派遣を拒否した問題が決着、選手は今節の出場が可能に
プレミアリーグのクラブが9月の代表ウィークに英国政府が定める「レッドリスト国」への選手派遣を拒否した問題で、選手に対して出場停止処分が下る可能性が浮上していたが、協議の結果、出場停止は回避され、ブラジル、チリ、メキシコ、パラグアイ出身選手が週末のプレミアリーグへ出場できることになった。英紙「デイリー・メール」などが報じている。
プレミアリーグは先月、英国政府が新型コロナウイルスに対する水際対策として、入国時に厳格な検疫や隔離措置が行われる「レッドリスト」に定める国への代表選手の派遣に応じないことで全クラブが合意したことを発表。当該国へ渡航した選手は、帰国後に10日間の隔離措置が義務付けられていた。
これに対し、ブラジルサッカー連盟が“報復”として招集に応じなかった選手たちに5日間の出場停止処分を与えるよう、国際サッカー連盟(FIFA)に申請したと報じられていた。
しかし、英紙「デイリー・メール」などによれば、FIFAと各国のサッカー連盟・協会との協議の結果、出場停止の可能性のあったブラジル、チリ、パラグアイ、メキシコ人選手への処分は回避されたという。以下の選手は問題なく、今週末のリーグ戦に出場できることになった。
【リバプール】アリソン、ファビーニョ、ロベルト・フィルミーノ(ブラジル)
【マンチェスター・シティ】エデルソン、ガブリエル・ジェズス(ブラジル)
【チェルシー】チアゴ・シウバ(ブラジル)
【リーズ・ユナイテッド】ラフィーニャ(ブラジル)
【マンチェスター・ユナイテッド】フレッジ(ブラジル)
【ニューカッスル】ミゲル・アルミロン(パラグアイ)
【ウォルバーハンプトン】ラウール・ヒメネス(メキシコ)
【ワトフォード】フランシスコ・シエルラルタ(チリ)
(FOOTBALL ZONE編集部)