酒井宏樹は「プレーできる状態」 浦和ロドリゲス監督が明言、練習への参加を志願

浦和DF酒井宏樹【写真:Getty Images】
浦和DF酒井宏樹【写真:Getty Images】

欧州でのシーズン後からフル稼働、疲労を考慮されオマーン戦後に日本代表を離脱

 浦和レッズのリカルド・ロドリゲス監督は10日のトレーニング後に定例のオンライン会見を行い、日本代表DF酒井宏樹について11日のリーグ第28節・横浜FC戦へ「プレーできる状態にあると思っている」と話した。

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 日本代表は2日にワールドカップ(W杯)アジア最終予選のオマーン戦に臨み、酒井は右サイドバックでフル出場した。しかし、対人守備能力の強さが良さの1つでもある酒井は、ドリブル突破を許す場面も散見。0-1で敗れた試合後に、日本サッカー協会から疲労とオーバーワークを考慮した代表からの離脱が発表された。

 休養を与えられた酒井は、7日にメディア公開されたトレーニングではすでに合流。ロドリゲス監督は「公開日は(5日の川崎フロンターレ戦で)プレーした選手にとってはリカバリーで、そのグループに酒井を入れようと思ったが、本人がボールを触りたいということだった」と、志願があったことを明かした。

 それから3日間の非公開練習を経て11日の横浜FC戦に浦和は臨むが、指揮官は酒井について「状態は良いので、プレーできる状態にあると思っている。彼は昨季のヨーロッパのカレンダーでプレーしていて、連戦で浦和に来てからもプレーした中で休むチャンスがあったので、休んでもらった。12月まで戦っていかなければいけないこともあるので、このタイミングで休むのが良いかと思った」と話した。

 酒井は5月末まで前所属のフランス1部マルセイユでシーズンを戦い、そのまま6月上旬にはオーバーエイジとして東京五輪代表チームに加わって活動。そこから短いオフを経て、7月には事前合宿から合流して五輪の戦いに臨み、8月6日の3位決定戦まで主力としてプレーした。

 その後、浦和に合流した酒井は8月14日のサガン鳥栖戦(2-1)で浦和デビュー。天皇杯ラウンド16の京都サンガF.C.(1-0)戦を含め、29日の湘南ベルマーレ戦まで16日間で5試合にフル出場。実際に、この間の浦和は鳥栖戦の1失点のみで成績は4勝1分の無敗で酒井加入の効果は表れたが、湘南戦後には「疲れがないといえばウソになる」という言葉も残していた。

 今後、J1は週末のみの試合開催が4週間続く。酒井にとってもコンディションを整えながら戦っていける時期になるが、早くもピッチに復活する姿が見られそうだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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