「クロスの場面ではネイマールより危険」 バルサ監督、新加入オランダ代表FWに期待
クーマン監督が同胞の長身ストライカー、L・デ・ヨングに絶大な信頼
バルセロナのロナルド・クーマン監督が移籍最終日に加入したオランダ代表FWルーク・デ・ヨングについて「クロスの場面ではネイマールより危険だ」と語った。主力選手の大量流出を受けて前線の貴重なピースとなる同胞FWへ、絶大な信頼を寄せている。
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深刻な財政難に陥るバルセロナは、今夏の移籍市場で大黒柱のアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(パリ・サンジェルマン)が退団。世界中に大きな衝撃を与えた。いずれも所属クラブを契約満了になっていたアルゼンチン代表FWセルヒオ・アグエロ、オランダ代表FWメンフィス・デパイの加入は決まっていたが、フランス代表FWアントワーヌ・グリーズマンも古巣アトレティコ・マドリードへ移籍(今季終了までの期限付き)。前線の顔ぶれは大きく入れ変わることになった。
移籍最終日にグリーズマンの退団が決まった一方で、セビージャからL・デ・ヨングの加入も決定した。クーマン監督はオランダ紙「NOS」で、同胞FWへの絶大な信頼を語っている。
「クロスの場面で、ルークはネイマールよりも危険な存在だ。彼は今いる選手とは違うタイプのFWで、すべてのチームが彼のようなFWを抱えておくべきだと思うよ」
L・デ・ヨングは身長188センチの長身で空中戦に強く、前線で基準点となれる典型的なセンターフォワードタイプの選手。ここ数年バルセロナの前線でプレーしたメッシやルイス・スアレス(アトレティコ・マドリード)、グリーズマン、ネイマール(パリ・サンジェルマン)などとは全く違うキャラクターを持った選手だが、クーマン監督はオランダ代表監督時代にも招集していた“愛弟子”がチームにフィットできると絶大な信頼を置いているようだ。記事によれば、クーマン監督は1年前からL・デ・ヨングの獲得希望をクラブに伝えていたようだ。
同じく新加入のデパイ、中盤で攻撃のタクトを振るうMFフレンキー・デ・ヨングとのオランダラインの連係にも注目だ。スペイン紙「マルカ」は、L・デ・ヨングの加入について「眉唾もの」と疑問視をしているが、指揮官待望の新戦力は新生バルセロナのキーマンとなれるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)