カバーニ去就を巡る“新事実”が判明 ユナイテッド補強動向の“舞台裏”に英注目
ユベントス&バルセロナへのオファー発覚、経済的理由から移籍は成立せず
夏の移籍市場が閉幕し、実現しなかった移籍を含め、舞台裏で各クラブがどのような動きを見せていたかが、徐々に明らかになってきている。英紙「デイリー・ミラー」は、ユベントスからポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドを獲得したマンチェスター・ユナイテッドが、ウルグアイ代表FWエディンソン・カバーニの放出に動いていたことを明かしている。
C・ロナウドのマンチェスター・ユナイテッド移籍は、アルゼンチン代表FWリオネル・メッシのパリ・サンジェルマン入りと並び、2021-22シーズンの夏の移籍市場のハイライトだ。ユナイテッドは1960万ポンド(約30億円)でユベントスからC・ロナウドを獲得したが、逆にカバーニをユナイテッドから獲得する可能性があったようだ。
「デイリー・ミラー」紙は、イタリアのサッカー専門メディア「カルチョメルカート・コム」の情報をもとに、「ユナイテッドは、1年契約を延長したばかりのカバーニについて、ユベントスとバルセロナにオファーしていた。だが、ユベントスは経済的な理由からカバーニの獲得については考慮しなかった」と報じた。現在、カバーニは年俸900万ユーロ(約12億円)を受け取っており、経済的に困難な状況にあるユベントスはこの金額を支払える見込みがなかったとされる。
ユナイテッドでは、カバーニがかつてC・ロナウドが付けていた背番号「7」を付けていたこともあり、その動向が注目されていた。しかし、最終的にはカバーニが代表でも付けている「21」を付けることになり、C・ロナウドは自身を象徴する背番号である「7」を再び付けられることになっている。
C・ロナウドは「7番をもう一度付けることが可能なのか、確信はなかった。エディが示してくれたとてつもない行動に、多大な感謝を送りたい」と、番号を譲り受けた際に語ったという。ユナイテッドで共演する可能性もある2人は、ピッチでどんなパフォーマンスを見せてくれるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)