「ありえない敗戦」 長友佑都、W杯最終予選“黒星スタート”の失態に危機感

日本代表DF長友佑都【写真:高橋 学】
日本代表DF長友佑都【写真:高橋 学】

オマーンの守備を崩せず後半43分にまさかの失点「相手のブロックを崩せなかった」

 日本代表は2日、吹田スタジアムでカタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選初戦のオマーン戦に臨んだが、後半43分にワンチャンスを生かされて失点し0-1と敗れた。前回の2018年ロシアW杯アジア最終予選に続く2大会連続の黒星スタートを受けて、試合直後のインタビューに応じたDF長友佑都(無所属)は「ありえない敗戦」と語った。

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 日本はアジア2次予選で8連勝(46得点2失点)を飾り、グループFの首位で最終予選へ進出。FIFAランク79位のオマーンを相手に序盤から押し込むものの、前半28分の決定機をMF伊東純也が決めきれず0-0でハーフタイムを迎えた。

 後半7分には、長友がクリアを試みたプレーがハンドと判定されてPKが宣告される。しかし、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の進言で映像確認が行われ、長友が腕をピタリと体につけていたことが明らかとなり、PKのジャッジは取り消された。だが、その後も日本はMF堂安律、MF久保建英を投入するもリズムは悪く、決定機と言えるほどの場面を作り出せないまま攻撃が停滞。すると同43分、日本は左サイドからのアーリークロスを入れられると、ニアサイドに飛び込んだFWイサム・アブダラ・アルサビに流し込まれ、土壇場の失点で0-1と敗れた。

 まさかの敗戦を受けて、長友は「相手が引いて守ってきていた。前半から相手のブロックを崩せなかった。後半も修正しきれずに1失点。ありえない敗戦かなと思う」と振り返った。そして5日後の中国戦に向けては、「メンタル的にもしっかり切り替えて。今日また課題も見えたと思うのでしっかり修正して、次は必ず勝ち点3を取りにいきます」と前を向いた。

 次戦の中国戦(7日)は、中立地カタールでの試合となる。まさかの黒星スタートとなった日本は、長距離移動を経ての連戦となるだけに厳しい戦いが待ち受ける。長友ら経験豊富なメンバーが、メンタル面を含めてどのように修正していくのかが注目される。

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