【速報】仁川・アジア大会準々決勝U-21日本代表対U-23韓国代表 奮闘実らず0-1で準々決勝敗退

試合終了間際に痛恨のPK献上

 後半に入っても、韓国の攻勢は収まらず、次々と日本ゴールへと襲いかかってきた。2次、3次と連なる波状攻撃を、日本も粘り強い守備で阻み続けた。
 攻撃の形を見いだせない日本は後半19分、広島MF野津田岳人に代え、札幌FW荒野拓馬を投入する。トップ下を務めていたFC東京FW中島翔哉を左MFに動かし、4-4-2へとシステムを変更した。
 チャンスをつくりながらも、ゴールへとつなげられない韓国は徐々に焦りが見え始める。
 すると、耐え続けた日本は後半32分、右サイド深くでパスを受けた明治大DF室屋成が縦へと仕掛ける。クロスは相手DFに当たってこぼれたが、それに素早く浦和MF矢島慎也が反応。右足をふったが、相手GKにセーブされ、この日の最大の好機を逸した。
 後半37分にも、ゴール前で決定的なピンチを招いたが、それも日本の守備陣がはね返した。
 粘り続けた日本だったが、後半40分、エリア内でボールが跳ね上がる。競り合った川崎MF大島僚太が倒してPKを献上されてしまう。これを韓国DFチャン・ヒョンスに決められ、ついに均衡を破られてしまう。
 先制を許した日本は、手倉森誠監督が動く。センターバックの鹿島DF植田直通を最前線に上げてパワープレーを仕掛けた。
 しかし、これも不発に終わり、日本は0-1で試合終了。リオ五輪を目指すU-21日本代表の粘り強い戦いも実らず、ベスト8で大会から姿を消した。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

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