浦和、ユンカーの中断明け初ゴールでリーグ戦3連勝 新加入FW木下も移籍後初出場
前半15分、関根のシュートのこぼれ球をユンカーが押し込んで決勝点
浦和レッズは25日、J1リーグ第26節サンフレッチェ広島戦をデンマーク人FWキャスパー・ユンカーの中断明け初ゴールで1-0と制し、今季3回目のリーグ3連勝をマークした。
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浦和は中断明けからの新戦力、デンマーク代表歴を持つDFアレクサンダー・ショルツが2試合連続スタメンで左サイドバックへ。前線には右頬骨骨折の手術があったFWユンカーがフェイスガードを装着して、こちらも2試合連続スタメンのピッチに立った。
先制点は浦和だった。前半15分、今月にJ2水戸ホーリーホックから移籍加入したMF平野佑一が自陣で前を向くと、素早く斜めのグラウンダーでMF伊藤敦樹へ。伊藤のスルーパスに抜け出したMF関根貴大が放ったシュートは広島GK大迫敬介が弾いたが、そこに詰めたユンカーが押し込んだ。
その後は広島がボール保持率を高め、押し込む展開になった。浦和は状況次第で伊藤や関根がショルツの周囲で最終ラインをカバーしながら5バックになる対応を見せつつ、広島のピッチを幅広く使った攻撃に対応。広島はボールを持つ時間に対してゴール前に進出する形を作れず、そのまま浦和が1点リードしてハーフタイムを迎えた。
後半も全体的には広島がボールを持って浦和が守る展開になった。広島はMF柏好文らを投入しながら浦和の左サイドで変化をつけようとしたが、決定的な突破を見せる場面はなかなか作れないまま時間が進んだ。
一方の浦和も単発のカウンターでユンカーが仕掛ける場面はあったものの、人数をかけた厚みのある攻撃はほとんど見られなかった。残り約10分で浦和はスウェーデンやノルウェーなどでプレー経験を持つ新加入FW木下康介が移籍後の初出場になった。
このまま浦和は1-0で逃げ切り、14日のサガン鳥栖戦、21日の徳島ヴォルティス戦に続き際どい1点差で3連勝。3位以内でのAFCチャンピオンズリーグ(ACL)出場権獲得に向け、勝ち点を積み上げることに成功した。
(FOOTBALL ZONE編集部)