アーセナル退団報道のウィリアン、父親がコリンチャンス入りの噂に言及 「不可能ではない」
アーセナル加入1年目は37試合に出場も1得点7アシストにとどまる
アーセナルのブラジル代表FWウィリアンは、2020-21シーズン開幕前にアーセナルと3年契約を結んだ。しかし、この契約をまっとうする前に退団し、古巣でもあるブラジルの名門に戻る可能性があるようだ。ブラジルメディア「グローボ・エスポルチ」は、ウィリアンの父親のコメントを紹介している。
2020-21シーズンの開幕前、ウィリアンは当時所属していたチェルシーと契約年数で折り合いがつかず、3年契約を提示した同じロンドンに本拠地を置くライバルクラブのアーセナルへ移籍した。公式戦37試合で1得点7アシストという成績だったものの、21-22シーズンは戦力外扱いとなっており、英紙「デイリー・ミラー」は「週給19万ポンド(約2900万円)の出費を抑えようとしている」と報じている。
出場機会を望むウィリアンも、アーセナル退団には前向きであり、新天地候補にはブラジルのコリンチャンスが上がっているという。ウィリアンはコリンチャンスの下部組織出身で、トップチームに昇格して2007年8月にはウクライナのシャフタール・ドネツクへと移籍した。それ以来、欧州の舞台でプレーを続けており、ブラジルに戻れば14年ぶりとなる。
英国での報道を受けて、「グローボ・エスポルチ」はウィリアンの父セベリーノ氏に電話取材を慣行。セベリーノ氏は「コリンチャンスは、常に(ウィリアンの復帰を)望んでいた。しかし、正式なオファーはまだない。(復帰は)難しいことだが、不可能ではない。実現するとしたら、誰が交渉をするかによる」と、ブラジル復帰の可能性を認めたという。
ウィリアン、アーセナル、そしてコリンチャンスの三者ともが、今回の移籍の実現を望んでいる状況だが、ウィリアンがアーセナルと結んでいる高額な年俸が、今後の障壁になる可能性が高い。今月9日に33歳となったウィリアンは、再びブラジルでプレーすることになるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)