苦戦顕著のバルサ、開幕連勝ならず…グリーズマンは“主役”を拒否「僕は変わらない」

バルセロナでプレーするFWアントワーヌ・グリーズマン【写真:AP】
バルセロナでプレーするFWアントワーヌ・グリーズマン【写真:AP】

敵地でのビルバオ戦で1-1ドロー、デパイの同点弾で何とか追いつく

 バルセロナは現地時間21日にリーガ・エスパニョーラ第2節でアスレティック・ビルバオと敵地で対戦し、1-1のドローに終わった。開幕2連勝を逃し、フランス代表FWアントワーヌ・グリーズマンは「素晴らしいゲームだったとは思わない」と不満を露わにした。チームの新エースとして期待を懸けられるレフティーはロナルド・クーマン監督からの要求についても語った。スペイン紙「スポルト」が報じた。

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 開幕戦ではレアル・ソシエダに4-2で勝利したバルセロナだったが、今季最初のアウェーゲームとなるビルバオ戦は苦戦を強いられた。

 後半5分にセットプレーからスペイン代表DFイニゴ・マルティネスにヘディングシュートを決められてリードを許す展開となった。同30分に新加入のオランダ代表FWメンフィス・デパイがGKのニア上を抜く左足の強烈なシュートを決めて追いつくも、勝ち越しゴールを奪うことはできずに引き分けで終了。後半アディショナルタイムには相手の決定的チャンスをファールで防いだスペイン代表DFエリック・ガルシアが一発退場となり、後味の悪さも残った。

 先発フル出場したグリーズマンは「素晴らしいゲームをできたとは思えない。彼らがうまくプレスをかけてきて、序盤から苦しい展開だった。改善し続けていかなければいけないね」と試合内容、結果ともに満足できるものではなかったと試合を振り返っている。

「監督は僕に主役になってほしいみたいだけど、僕は何も変わらない。攻撃でも守備でもチームを助けようとしている。起用された場所で働くまでさ」

 バルセロナは今夏にアルゼンチン代表FWリオネル・メッシという大黒柱を失い、大きな転換期を迎えている。そのなかでグリーズマンに懸かる期待も大きいが、指揮官からの要求と現実の間で揺れながらも、まずは攻守に渡ってチームに貢献することを第一に考えているようだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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