CL決勝でPK失敗のアトレチコDFが温かく迎えたファンに感謝 「“愛情のディスプレイ”は一生忘れない」

「遅かれ早かれ、僕らがCLを掲げてみせる」

「僕が皆さんに許しを求めに行った時、ファンの皆さんが示してくれた“愛情のディスプレイ”は一生忘れることはありません。スタジアムに詰めかけた何千ものアトレチコサポーターが自分の涙する姿を見て、途方もない悲しみを感じさせる表情を浮かべつつもサポートしてくれた。そのサポートはチームメート、コーチも同様で、すべての人々が“大家族”となったんだ」

「僕はアトレチコの一員であることに、特別な何かを感じている。心の鼓動は他よりも強く打つんだ。だからこそ、いつも僕たちを信じてくれてありがとうと伝えたいです」

 熱狂的で知られるアトレチコファンの後押しに固い絆を感じるとともに、頼れる主将にもこのように宣言したという。

「CL決勝進出を果たした2年前、僕は皆さんに『ファイナルに戻ってくる』と言った。今度はガビに対して『遅かれ早かれ、僕らがチャンピオンズリーグを掲げてみせる』と話したんだ。僕らはネプトゥーノ(アトレチコファンの集まるマドリードの噴水場)で喜び合うんだ」

 フアンフランは最後に「私はチームを愛している。GO、アトレチコ!」と締めた。ミラノ決戦で味わった悔しさが、悲願の欧州制覇に向けた来季以降の戦いの原動力になることは間違いない。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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