久保建英のレアル入りへ「鍵を握る」 ベイルとの“外国人枠争い”に現地メディア注目
ウェールズ国籍のベイルも外国人枠扱いに…EU圏外枠の行方にレアル専門メディア熱視線
U-24日本代表MF久保建英は昨季、ビジャレアルとヘタフェへのレンタル移籍を経験した。22日の東京五輪グループリーグ初戦の南アフリカ戦で、日本に唯一のゴールをもたらして勝利に貢献したアタッカーの去就は、国内外で大きな注目を集めている。そんななか、レアル・マドリードの専門メディア「Defensa Central」は、ウェールズ代表FWギャレス・ベイルの去就が関係することになると報じている。
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2019年夏にFC東京からレアル・マドリードに加入した久保は、ここ2シーズンでマジョルカ、ビジャレアル、ヘタフェの3クラブへの期限付き移籍を経験。その背景にあるのが、スペイン1部リーグにある「EU圏外選手枠」だ。
スペイン1部リーグでは、EU圏外の選手は1クラブあたり3選手しか所属することができない。レアルは現在、FWヴィニシウス・ジュニオール、FWロドリゴ、DFエデル・ミリトンのブラジル人3選手が外国人枠を使用。ヴィニシウスはスペイン国籍取得に向けて動いているとされ、無事に国籍を取得できれば、EU圏外の枠は一つ空く。
しかし、英国のEU離脱に伴い、ウェールズ国籍のベイルも、21-22シーズンからはEU圏外選手の枠を使うことになるため、久保はそのポジションをベイルと争うことになる。ベイルはトッテナムへの再レンタルやアメリカ移籍が取り沙汰されていたものの、カルロ・アンチェロッティ新監督のチームへ留まるとの見方が有力だ。
記事では「ベイルがすべての鍵を握る」として、「久保も自分自身の問題よりも、そちらの問題が解決することが先決だと理解している。彼の夢はレアル・マドリードのユニフォームを身に纏うことであり、アンチェロッティ監督を納得させるチャンスを得ることだ。そのためにも、彼自身の国で輝きを放とうとしている」と、五輪でアピールを続けることの重要性を伝えた。
南アフリカ戦で決勝点を決め、幸先の良いスタートを切った久保。この大会で自身の真価を示し、白い巨人に残る道を開拓できるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)