トゥーロン初勝利も厳しい表情の手倉森監督 「我々は僅差でしか勝たせてくれない」

ギニア相手に今大会初勝利も「常に苦しいゲームをする覚悟が必要」

 U-23日本代表はトゥーロン国際大会第3戦のギニア戦に臨み、2-1で今大会初勝利を挙げた。しかし手倉森誠監督は「僅差でしか勝たせてくれないチーム状況で、常に苦しいゲームをする覚悟が必要」と、決して笑顔を見せなかった。

 前半3分にDF三丸拡(鳥栖)の左からの正確なクロスから、FW富樫敬真(けいまん/横浜FM)が右足インサイドで巧みに合わせて先制する。その7分後にはGK櫛引政敏とDFファンウェルメスケルケン際の連係ミスから同点とされた。しかし積極的な姿勢を貫き、同39分にMF南野拓実が右足で勝ち越し点を決めた。後半も数多くチャンスを作ったが、追加点を決めきれず最少得点差での勝利となった。

「(ゴールを)決めていれば勝てていたゲームを2つ落とした。勝った試合でもたくさん取れたと言えば、そうじゃない。我々は今、このレベルにある。それを真摯に受け止めて、とにかくタフに戦わないといけない。僅差でしか勝たせてくれないチーム状況だと思います。これからも切らすことなくタフにね。常に苦しいゲームをする覚悟が我々にとっては必要だと思います」

 手倉森監督は試合をこのように振り返った。そして、試合に臨むチームの姿勢についても言及した。

 

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