手倉森Jのトゥーロン初戦は試練の黒星スタート パラグアイに一時同点も直接FKに沈む

バックパスを奪われてカウンターから先制点を献上

 手倉森誠監督率いるU-23日本代表は21日、トゥーロン国際大会の初戦となるU-21パラグアイ代表戦に臨んだ。前半18分に先制された日本は後半21分にFW浅野拓磨のゴールで同点とするも、同30分に直接FKを決められて1-2の敗戦を喫した。

 8月に控えるリオデジャネイロ五輪メンバー入りに向けて、選手にとっては貴重なアピールの機会、そして手倉森監督にとってはチームを固める最終段階となる大会の初戦となった。40分ハーフで行われた試合は前半2分、DFファンウェルメスケルケン際の強烈なミドルシュートのこぼれ球に、キャプテンマークを巻いた矢島慎也が詰めたがシュートは枠を外れた。同10分には相手FWディアスの前線のチェイスでDF植田直通がボールロストしたものの、DF岩波の身を挺したスライディングで事なきを得た。

 しかし同18分、中盤から最終ラインに下げるバックパスを相手に読まれてカットされると、一気にショートカウンターを受けた。パラグアイの右サイドMFビジャサンティの力強いドリブル突破でGK櫛引政敏が1対2の不利な状況に追い込まれ、最後はラストパスからゴール前でフリーとなったFWバエスに難なく合わされ、0-1と先制点を与えてしまった。

 日本も同26分には“新レフティー・モンスター”野津田岳人のミドルシュートがクロスバーを直撃するなど反撃のきっかけを作ろうとした。しかし、手倉森ジャパンにアクシデントが起こった。DF岩波が相手との競り合いの中で足を痛めて担架で搬送。同34分にDF三浦弦太と途中交代した。前半はこのまま0-1で終了した。

 

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