「崇高なFK」 メッシ、悲願の南米制覇へ“芸術弾”で開幕…海外絶賛「スペクタクル」

チリ戦で直接フリーキックを決めたFWリオネル・メッシ【写真:ロイター】
チリ戦で直接フリーキックを決めたFWリオネル・メッシ【写真:ロイター】

チリとのコパ・アメリカ初戦で芸術的なFK弾、試合は1-1の引き分け

 アルゼンチン代表は現地時間14日、コパ・アメリカ(南米選手権)グループリーグ第1戦でチリ代表と対戦し、1-1で引き分けた。1993年大会以来の優勝を目指すなかドロー発進となったが、絶対的エースのFWリオネル・メッシが芸術的なFKを叩き込み、海外メディアも絶賛している。

「史上最高の選手」と称され、スペインの名門バルセロナでは数々の栄光を手にしてきたメッシだが、これまでA代表ではワールドカップ、コパ・アメリカともにあと一歩のところでタイトルを獲得できていない。悲願の優勝を目指す今大会だが、コロナ禍により1年延期となり、さらに大会直前になって母国アルゼンチンとコロンビアが共同開催を断念。ホスト国から急遽ブラジルに乗り込む形となったが、メッシは初戦から魅せた。

 0-0で迎えた前半33分、ゴール正面約20メートルの位置で獲得したFKのチャンス。キッカーを務めたメッシがゆっくりとした助走から左足を振り抜くと、美しいカーブを描いたシュートが相手の壁を越えて、必死に飛びついたチリ代表GKクラウディオ・ブラーボの左手をかすめてネットを揺らした。

 メッシも得点後にジャンプしながら渾身のガッツポーズで歓喜を爆発させた会心の一撃に、海外メディアも続々と反応。米スポーツ専門局「ESPN」のスポーツ情報番組「スポーツセンター」は、公式ツイッターで「地獄、スペクタクル、魔法、宇宙人、なんてゴラッソだ、リオネル!」と称えれば、オーストラリアテレビ局「SBS」のスポーツ番組「The World Game」も「崇高なリオネル・メッシのフリーキック」と絶賛した。

 大会期間中の今月24日には34歳となるメッシ。異次元のパフォーマンスを発揮し、自身初のメジャートーナメント制覇を果たせるだろうか。

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