キーワードは“妥当性”と“大きなバリア” 21/22年の新ルールで読み解く「ハンドの反則」

Jリーグでは6月19日から新ルールが実施される(写真はイメージです)【写真:Getty Images】
Jリーグでは6月19日から新ルールが実施される(写真はイメージです)【写真:Getty Images】

JFAが今年度の競技規則改正について説明 Jリーグでは6月19日から適用

 5月31日、日本サッカー協会(JFA)による、今年度の競技規則改正についてのメディア説明会が実施された。Jリーグで6月19日から適用される21/22年の新ルールでは、「ハンドの反則」についての変更が大きな焦点となっている。

 現在、Jリーグでも適用されている現行の競技規則では、ハンドの反則となる腕の位置や、状況を細かく記載。しかし今回の改正で、細かな条文はなくなり、大幅に簡略化されたようだ。

 また、ハンドの反則の大前提として、新ルールでは以下の文が追加された。

「競技者の手や腕にボールが触れることのすべてが、反則にはならない」

 ただ、20/21年のルールで記載されていた細かな基準が無効となったわけではない。世界のサッカーのルールの制定を行う国際サッカー評議会(IFAB)のJFAへの通達によると、審判員に対してもともと伝えていたガイドラインに沿って修正・追加されていたのが現行の20/21年の競技規則上のハンドの細かな条文だったという。そのため、表記がなくなっても、今後もレフェリーの判定基準の一つとなる。

 IFABは今季、現行の細かな条文を審判員が「あまりにも厳格に適用しすぎてしまった」ケースがあり、判定の一貫性を欠いてしまった点を挙げた。それが21/22年の条文の簡略化の背景にあると伝えている。

 改正した21/22年の競技規則のハンドの大きな定義は以下の通り。

(1)意図的にボールに触れる(解釈は今まで通り)
(2)ボールが手や腕に当たったことの妥当性(不自然に大きくした/大きくしていない)
(3)偶発的にボールに触れた直後に得点する(得点者自身/味方選手)

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