1969年生まれ「世界ベスト11」 バティ、ベルカンプ…“攻撃偏重”の超豪華布陣

Football ZONE web選定「1969年生まれ世界ベストイレブン」【画像:Football ZONE web】
Football ZONE web選定「1969年生まれ世界ベストイレブン」【画像:Football ZONE web】

カーン、レーマン、カニサレス…GK陣も歴代最強クラスの顔ぶれ

 最終ラインの3枚も、攻撃力がある。左にはサイドバックが本職の元フランス代表DFビセンテ・リザラズ。サーフィンの腕前がプロレベルと評判だったリザラズは、サッカー選手を引退してからはスケルトンの選手に転向して冬季五輪出場を目指していた変わり種。身長こそ169センチと小柄だが、持ち前のアスリート能力で、センターバックの役割もこなしてくれるはずだ。

 3バックの中央を務めるのは、現在、日本代表DF冨安健洋が所属するボローニャの監督を務めている元ユーゴスラビア代表DFシニシャ・ミハイロビッチだ。守備能力もさることながら、フリーキックのスペシャリストだったレフティーは、FKだけでハットトリックを達成した驚異的な存在だ。そして、右には元ポルトガル代表DFフェルナンド・コウトを入れる。打点の高いヘディングは、自陣ゴール前では絶大な信頼を寄せる防波堤となり、相手ゴール前では得点を狙う強力な武器となった。

 ゴールマウスに入るのは、2002年の日韓W杯でドイツ代表準優勝の立役者にもなった元ドイツ代表GKオリバー・カーン。バイエルンでも、獲得し得るタイトルをすべて手中に収めた、“GK大国”ドイツでも屈指の名手だ。なお、セカンドチームの守護神の候補には、元ドイツ代表GKで、アーセナルなどでも活躍したGKイェンス・レーマンも候補に挙がるが、レアル・マドリードの下部組織育ちで、バレンシアで10シーズンにわたって大活躍を見せた元スペイン代表GKサンティアゴ・カニサレスを推したい。

 彼らが生まれた1969年は、元イタリア代表MFジャンニ・リベラがバロンドールを受賞。彼を擁するミランが欧州チャンピオンズカップ(現CL)を優勝している。

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