バイエルン来季新監督が“ドイツの至宝”に非情宣告! 直電で「戦力外」を言い渡す

アンチェロッティ新体制でもゲッツェは構想外 今夏の移籍へ加速か

 バイエルン・ミュンヘンのドイツ代表MFマリオ・ゲッツェは、来季からバイエルン・ミュンヘンを率いるカルロ・アンチェロッティ氏の構想には入っていないようだ。ドイツ紙「南ドイツ新聞」によれば、ゲッツェはすでに新監督と直接電話で会談し、来季の立場が保証されていないと伝えられたという。

 15年にレアル・マドリード監督を解任されて以来、2シーズンぶりの現場復帰が決まっているアンチェロッティ氏だが、すでにバイエルンで大きな影響力を示しているようだ。10日に獲得が発表されたばかりのポルトガル代表MFレナト・サンチェスについても、クラブに獲得を要求していた逸材だという。さらに、イタリア人指揮官はゲッツェに対して、レギュラーとしてプレーしたいのであれば移籍すべきとの旨を伝えたという。

 アンチェロッティ氏の構想内で、攻撃のセンターラインに入るのは前線がポーランド代表FWロベルト・レバンドフスキとドイツ代表FWトーマス・ミュラー、セントラルMFがスペイン代表MFチアゴ・アルカンタラ、チリ代表MFアルトゥーロ・ビダルといった選手たち。ゲッツェの序列は彼らより下になるため、レギュラーの保証はないという。

 2017年でバイエルンとの契約満了を迎えるゲッツェは、ジョゼップ・グアルディオラ監督の下でファーストチョイスではなかったのに続き、すでに新体制での立場も危うくなっている。23歳の小柄なアタッカーには、恩師ユルゲン・クロップ監督率いるリバプールや古巣ドルトムントが興味を示していると伝えられている。14年ブラジル・ワールドカップでは決勝アルゼンチン戦でドイツを優勝に導くゴールを決めた男が、ブンデス王者のなかで苦境に立たされている。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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