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「100%確信している」 小野伸二、元フェイエノールトTDがレアルでプレーできた可能性に言及
UEFAカップ優勝当時、TDを務めていたロブ・バーン氏が小野を称賛「素晴らしかった」
元日本代表MF小野伸二が所属したことでも知られるオランダの名門フェイエノールトは、2001-02シーズンにUEFAカップ(現ヨーロッパリーグ)で優勝を果たした。当時を追ったオランダ人スポーツジャーナリストのイェスパー・ラングブルック氏著「2002:ヨーロッパのヒーロー、フェイエノールト」の発売が現地時間5月8日に本拠地フェイエノールト・スタディオンで発表され、当時のチーム関係者が小野について言及した。オランダの公共放送『Rijnmond』が伝えている。
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イベントには、ラングブルック氏のほか、1998~2004年にフェイエノールトでテクニカルディレクターを務め、オランダ代表のアシスタントコーチ(1978~83年)やインド代表のテクニカルディレクター(2011~14年)も歴任したロブ・バーン氏、優勝当時にフェイエノールトのトレーナーだったヘラルト・マイヤー氏も登壇した。
記事では、「シンジ・オノはバーンのお気に入りの選手だった。彼(バーン)によれば、レアル・マドリードにたどり着いた可能性があるという」として、バーン氏のコメントを紹介している。
「彼(オノ)は素晴らしかった。私はいまだに100%確信している。(当時監督だった)ベルト・ファン・マルワイクに聞いても、同じこと(レアルでプレーできる可能性があった)を言うと思う。優れた洞察力を持ち、技術的にも素晴らしい選手だったが、残念ながら怪我のせいでビッグクラブへのステップアップは実現しなかった。それは、彼が常に日本代表に招集されていたことも一因だ。怪我を負っても、長距離移動は続いたし、難しい状況でもプレーせざるを得なかった」
小野はフェイエノールト入り前の1999年7月、シドニー五輪アジア1次予選フィリピン戦で悪意に満ちたタックルを食らい、左膝靭帯断裂という重傷がその後のキャリアにも大きな影響をもたらすことになる。2001-02シーズンのUEFAカップ優勝に貢献したが、オランダでも足首の故障や疲労骨折を経験し、怪我との戦いが長く続いた。
怪我さえなければ――。小野は怪我が悔やまれる天才の代表格だが、そう思っているのは日本人ファンだけでなく、当時のフェイエノールト関係者も同じ気持ちのようだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)