元ドイツ代表英雄、“独自情報”でバイエルン監督の今後を明かす 「オファーを受け入れる…」
バイエルンのフリック監督は今季限りで辞任する意向を明言
ドイツ王者バイエルン・ミュンヘンのハンジ・フリック監督は、現地時間17日のウォルフスブルク戦後に今季限りで辞任する意向を伝えたことを明らかにした。衛星放送局「スカイ・スポーツ」は、フリック監督の今後とバイエルンの後任監督について、元ドイツ代表ローター・マテウス氏のコメントを報じている。
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フリック監督は、試合後に中継局でのインタビューや記者会見で辞意を表明した。ドイツ代表のヨアキム・レーブ監督は6月開幕の欧州選手権(EURO)終了後の退任がすでに決まっているため、その後任にフリック監督が就くのではないかという報道もある。その上で、ドイツ代表でマネージャーを務めるオリバー・ビアホフ氏とのコンタクトはないことを明らかにしているが、マテウス氏はこれに疑問を呈した。
マテウス氏はドイツ・サッカー協会がレーブ監督の後任候補としてフリック監督を「リストの最上位に置いている」とした上で、「すでにドイツ代表からのオファーを受け入れる決断をしたのだろう」と話した。フリック監督は2006年から14年まで、ドイツ代表でレーブ監督のアシスタントコーチを務めていた。
また、バイエルンの後任監督として名前が挙がっており、現在はライプツィヒを率いるユリアン・ナーゲルスマン監督について、マテウス氏は「バイエルンはすでに彼にちょっとした接触はしている。それは金銭的な条件を含めて」とコメントしている。
一方のナーゲルスマン監督はこの件について「バイエルンとは過去も今も話をしていない。ローターがどこから情報を得たのかは知らないが、代理人も含めて話をしていないのは同様だ。何もないのだから、当然クラブとも何も話していない。2023年まで契約がある」と、元ドイツ代表のレジェンドが相手ではあるものの、不快感を示した。
ドイツの中でもっとも有名かつ重要度の高いクラブがバイエルンであり、ドイツ人選手や監督にとっての存在感の大きさは格別のものがある。33歳の若き戦術家ナーゲルスマン監督は、バイエルンの後任監督となるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)