バイエルンが「最強FKキッカー」の獲得で個人合意 ローマは移籍金47億円を要求か

チェルシーも狙うピャニッチが、アンチェロッティ新体制の補強第一弾に?

 UEFAチャンピオンズリーグ(CL)準決勝でアトレチコ・マドリードに惜敗したバイエルン・ミュンヘンが、来季の補強第一弾としてローマのボスニア・ヘルツェゴビナ代表MFミラレム・ピャニッチ獲得で合意に至ったことが明らかになった。ドイツ地元紙「TZ」が報じている。

 ピャニッチは今季リーグ戦31試合出場で9得点10アシスト。FKの名手で、英メディア選定の現役キッカーで最高評価を手にしていたほどだ。昨季のプレミア王者チェルシーも獲得に乗り出していたが、ドイツ王者がピャニッチと年俸などで個人合意に達しているという。今後クラブ間交渉を進めることになるが、移籍金は3800万ユーロ(約47億円)に設定されているという。

 今季限りでバイエルン・ミュンヘンから去るジョゼップ・グアルディオラ監督は、在任中の3年間でCLのタイトルを手にすることができなかった。来季就任するカルロ・アンチェロッティ氏にとっては、「最強FKキッカー」が補強第一弾となる。

 バイエルンはすでに宿敵ドルトムントのキャプテン、ドイツ代表DFマッツ・フンメルス獲得に向けてクラブ間交渉を進めている。今季リーグ4連覇に王手をかけているドイツ王者は、選手、監督としてCL5度優勝のイタリアの名将の下に盤石の体制を築き、2012-13シーズン以来の欧州制覇に挑む。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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