主力離脱危機もCL参戦が大物獲得を後押しか

　レポートによれば、新戦力候補の筆頭として名前が挙がっているのがポルトガル代表のカルバーリョ。身長169センチのカンテに比べれば、20センチ近い差がある187センチと大柄なMFで、フィジカルコンタクトの強さは天下一品。カンテほどの機動力はないものの、フィルター役としては抜群の働きを見せる。以前からプレミアクラブの関心が報じられていた注目株で、25歳のカンテ（1991年3月29日生まれ）よりも若い24歳（92年4月7日生まれ）と将来性も十分だ。ポルトガル代表として14年ブラジル・ワールドカップにも出場していた。

　スポルティング側の要求は移籍金2000万ポンド（約32億円）と言われている。これまでレスターでは、15年1月に獲得したクロアチア代表FWアンドレイ・クラマリッチ（現ホッフェンハイム）の950万ポンド（約15億円）がクラブ史上最高額の補強だったため、実現すればクラブレコードを大きく更新する大物買いとなる。

　リーグ制覇まであと1勝に迫るなど、快進撃が続くレスター。主力の大量流出も懸念される一方、来季はUEFAチャンピオンズリーグにも参戦することで、魅力を感じたビッグネーム獲得の実現も十分に考えられるだろう。

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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真　photo by Getty Images