フランクフルト長谷部が3年ぶり弾 降格危機のチームを蘇らせる一発に「残留できる」と自信みなぎる

後半11分に右CKからのこぼれ玉をミドル弾

 フランクフルトの日本代表MF長谷部誠は30日の第32節ダルムシュタット戦でリーグ戦3年ぶりとなるゴールを決めて、2-1逆転勝利の立役者となった。チームは残留争いの真っ只中だが、ブンデス公式サイトのフラッシュインタビューで「チームは今、情熱を持ってやっています」と前向きに答えた。

 フランクフルトは第31節終了時点でリーグ17位と降格圏の真っただ中にいた。残り試合が少ない中で敵地ながら勝ち点3奪取がマストとなったダルムシュタット戦だが、前半12分に先制点を許す展開となる。その嫌なムードを振り払ったのは長谷部だった。後半11分、右コーナーキックからのこぼれ球に対して、ゴールから約20mの位置で迷うことなく右足を振りぬく。急激なシュート回転のかかった一撃は相手GKが一歩も動けず、ゴールネットに突き刺さった。

 数々の修羅場をくぐり抜けてきた日本人ボランチのゴールで勢いに乗ったフランクフルトは、同38分に途中出場のMFアイグナーが決勝点を決め、2-1の逆転勝利を果たした。そしてこの日のマン・オブ・ザ・マッチに長谷部が選出されるなど、苦境のチームを救う大仕事をやってのけた。

 「ボールが(足元に)こぼれてきたので、少しラッキーでした。でも、ゴールはゴールです」と笑みを浮かべながら答えた長谷部は、残留争いのチームにとって大きな勝利だったと続ける。

「前半はあまり良くありませんでしたが、後半からは盛り返しました。チームは今、情熱を持ってやっています。 個人的にはブンデスリーガに残留できると思ってます」

 

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