なぜトーレスはチェルシーで凋落したのか? 復権の“神の子”に起きた転落劇をかつての好敵手が解説

リバプールで世界レベルに飛躍したトーレス

 かつてマンチェスター・ユナイテッドの黄金期を支えた元イングランド代表DFリオ・ファーディナンド氏が、現在アトレチコ・マドリードで完全復活を遂げたFWフェルナンド・トーレスのチェルシー時代の低迷の理由を分析している。英紙「デイリー・メール」が報じている。

 トーレスは2007年、アトレチコからリバプールに移籍した。所属した3年間でリーグ戦合計102試合出場65ゴールと、50パーセント以上の得点率でゴールを量産。当時、最大のライバル関係にあるユナイテッドで主将を務めていたファーディナンド氏もトーレスとのマッチアップでことごとく抜き去られ、圧倒的なスピードに翻弄されていた。

 しかし、2011年、ステップアップのためにチェルシーへ移籍すると、その活躍は一気に影を潜めた。当時のプレミア移籍金最高額の5000万ポンド(当時のレートで約66億円)での大型移籍だったが、リーグ戦合計110試合出場でわずか20ゴール。自らの経歴に泥を塗る格好でACミランヘと期限付き移籍をした。ファーディナンド氏は「エル・ニーニョ(神の子)」の凋落について、所属クラブのスタイルに最大の要因があると分析した。

 

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