アトレチコが欧州CL4強で鉄壁の守備 バイエルンの超強力攻撃陣を完封して1-0で先勝!

前半11分に値千金のサウル弾

 UEFAチャンピオンズリーグ準決勝アトレチコ・マドリード対バイエルン・ミュンヘンの第1戦が27日にマドリードで行われ、アトレチコが前半11分、U-21スペイン代表MFサウールに挙げた虎の子の先制点を守りきり、1-0で先勝した。

 アトレチコに“鉄の結束力”を叩き込んだアルゼンチンの闘将、ディエゴ・シメオネ監督と、今季限りでのバイエルン退任が決まっているスペインのカリスマ、ジョゼップ・グアルディオラ監督の名将対決。シメオネ監督が「第1戦は勝ちに行きたい」と試合前の会見で語った通り、キックオフ直後からアトレチコが勇猛なプレスで圧倒的な攻撃力を誇るドイツ王者バイエルンを自由にさせなかった。

 すると11分、早くもアトレチコが均衡を破る。右サイドでボールを受けたMFサウールが軽やかなダブルタッチで相手マーカー2人をかわすと、カバーに来たDFアラバの逆を取って左足でシュートを放つ。これが絶対的守護神ノイアーの牙城を破り、ホームチームが1-0と先制した。

 21歳の新鋭は元々レアル・マドリードの下部組織出身ながら同僚のいじめに遭い、同じマドリード本拠地のアトレチコに移籍した過去を持つ。そんな男が大舞台で大きな一撃を決めた。

 いきなり先手を取られたバイエルンは同24分、右サイドで得た直接FKをMFドウグラス・コスタが狙ったが、シュートはサイドネットを直撃。その3分後にはDFフィリップ・ラームのシュートがペナルティエリア内にいた相手DFの手に当たったものの、ハンドの判定はなかった。

 

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