レアルで思わぬ挫折、“復活”の23歳ストライカーが心境告白 「正しい移籍だった」
フランクフルトに復帰したヨビッチ、現在の心境を語る「多くのことがフィットしている」
今冬の移籍市場でレアル・マドリードからフランクフルトに期限付きで復帰したセルビア代表FWルカ・ヨビッチは古巣に居心地の良さを感じているようだ。「戻ってきたのは正しかった」と移籍についてドイツ紙「ビルト」のインタビューで語った。
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ヨビッチは2018-19シーズン、フランクフルトでブンデスリーガ17得点マークし、一躍注目の選手となった。バルセロナなども獲得に手を挙げて争奪戦が繰り広げられたが、その中でレアル・マドリードが獲得を決めた。
しかし、ヨビッチにとっての初のスペイン挑戦はほろ苦いものとなった。1年目は17試合で2得点とノーインパクトに終わると、今季もわずか公式戦5試合しか出番がないまま年を越した。昨年11月には新型コロナウイルスに感染。その後に隔離措置の規則に違反するなどネガティブな話題が先行し、コロナからの復帰直後に内転筋の負傷で離脱を余儀なくされるなど、立て続けに困難に見舞われた。
出場機会を求めたヨビッチは冬の移籍市場で日本代表FW鎌田大地とMF長谷部誠が所属する古巣フランクフルトへ復帰。復帰初戦のシャルケ戦で2得点をマークするなど慣れ親しんだ環境で復調を印象づけている。
「この2年間はあまりプレーしていなかったから、まずはフィットネスを鍛えなければいけなかった。自分を限界まで追い込むために常にハードなトレーニングをしている。以前のレベルにはまだ達しておらず、90分間プレーするスタミナもまだない。でも、できるだけ早くその状況を変えたいと思っている。毎日少しずつ調子が良くなっていて、正しい道を進んでいると思っている」
ヨビッチはフィットネスの強度を上げるトレーニングに手応えを感じており、少しずつトップフォームに近づいているという。「ここでは多くのことが自分にフィットしている。復帰は進歩だと思っているし、正しい移籍だったことに疑いはない」と、語った。
フランクフルトの居心地の良さを感じているものの、契約は今季終了までの期限付き。ヨビッチ自身の将来について「シーズンが終わってから考えるよ。今はアイントラハトのこと、次の試合でいいプレーをすることだけを考えている。プロの世界では何が起こるかはわからない。どんなことでも起こりうる」と来季以降のことはこれから決めると語った。
再びレアルでレギュラー争いに挑むのか。それとも新天地を探すのか。セルビアが誇る点取り屋の動向に注目だ。
(FOOTBALL ZONE編集部)