今季復調の本田を伊紙が特集 「魔法のように生まれ変わったリーダー」「ミランは本田なしに考えられない」

あまりの本田の変貌ぶりに“手術説”まで浮上

 

 移籍市場閉幕直前にチェルシーから2年間のレンタルで獲得したフェルナンド・トーレスと、イタリア代表のステファン・エルシャラウィはいずれも足首の捻挫で戦線を離脱している。開幕2試合で3得点を決めるなど、1トップで爆発的な活躍を見せている元フランス代表FWジェレミー・メネズは現状でチームのMVP。アタランタから加入したMFジャコモ・ボナベントゥーラもパルマ戦で先制弾を決めた。

 レギュラー争いは熾烈を極める。結果を出している本田とはいえ、油断すればその座を失う危険性大いにあるというのだ。

 だが、現時点で本田が高い評価を得ていることに変わりはない。

「この日本人はイタリア移籍後の数か月では見せたことがないほどよく走っている。チームメートとともに喜び、何年もロッカールームでともに過ごしたかのように融合している。言葉と環境に慣れるために時間はかかっただけなのかもしれない」

 同紙はこう報じた上で、さらに「チームでフィジカルの準備を進めたのが確実によかった。W杯のために最初の数か月はミラネッロの練習に出られなかったが米国ではすぐに他の選手たちと同じレベルにフィジカル面で追い付いた。数か月前には見せたことがないほど溶け込んでいる。日本で特別なことをしたと言う人もいる。手術かもしれない。疲れと輝きの欠いたための回復のために。公式には何も確認できていない」と本田の変貌ぶりを驚きを持って伝えている。

 地元紙が「魔法」と表現するほど昨季とは別人のようなプレーぶりを見せている本田。“手術説”はさておき、本田がミランの10番にふさわしい存在となりつつあるのは確かなようだ。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

 

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