マンUフェルナンデスは「完璧主義者」 元英代表FWが”難点”指摘「仲間に苛ついてる」
ライト氏は元オランダ代表FWベルカンプを引き合いに、怒りを抑えるように指摘
ポルトガル代表MFブルーノ・フェルナンデスは、2020年1月のマンチェスター・ユナイテッド加入以降、大黒柱としてチームを牽引している。しかし、元イングランド代表FWイアン・ライト氏は、”完璧主義”ゆえにチームメートに苛立ちを覚えているとの見解を示している。英ラジオ局「talkSPORT」が伝えた。
ポルトガル1部スポルティングCPから移籍金6700万ポンド(約91億円)でユナイテッドに加入したフェルナンデスは、すぐにレギュラーの座を奪取すると、昨季はチームのリーグ3位フィニッシュに貢献。2020年は同一年にリーグ月間最優秀選手賞を4度受賞という史上初の快挙を成し遂げた。
そして、今季もここまで公式戦38試合で22ゴールをマーク。リーグ戦では25試合に出場して15ゴール10アシストで、得点とアシストともにリーグ2位タイの活躍を見せている。ただ、チームはプレミアリーグ2位につけているものの、首位マンチェスター・シティとは勝ち点10差。タイトル争いよりもトップ4フィニッシュを目指すほうが現実的だ。
さらに、カラバオカップ(リーグ杯)では準決勝でシティに0-2で屈し、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)でもグループステージ敗退。唯一のタイトルチャンスは、レアル・ソシエダを破ってベスト16まで勝ち進んだUEFAヨーロッパリーグ(EL)のみとなっている。
ライト氏は、自身のポッドキャスト番組「Wrighty’s House」で、「ブルーノ・フェルナンデスを見ていると、彼は周りの選手にますますイライラしているように見える。彼は間違いなくマンチェスター・ユナイテッドのリーダーだが、彼のようなリーダーと比べると、それが露骨に分かる」と、現役時代にアーセナルでチームメートだった元オランダ代表FWデニス・ベルカンプを引き合いに自身の見解を述べた。
「デニスはピッチで私たちのリーダー的存在だったが、ほかの選手に対して苛立っているところは一度も見たことがない。彼(フェルナンデス)は完璧主義者のようだ。すべてが完璧にいかないと怒っているように見える」
フェルナンデスは仲間たちの実力を最大限に引き出すようなパフォーマンスを見せたいところだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)