「パーフェクトな監督」 名古屋GKランゲラックが感謝、2人の名将に学んだ“哲学”とは?

リバプールのユルゲン・クロップ監督と横浜F・マリノスのポステコグルー監督【写真:AP & 高橋 学】
リバプールのユルゲン・クロップ監督と横浜F・マリノスのポステコグルー監督【写真:AP & 高橋 学】

Jリーグで指揮を執るもう1人の恩師…元オーストラリア代表監督「これができないのなら…」

 そしてもう1人が現在、横浜F・マリノスを率いるオーストラリア人のアンジェ・ポステコグルー監督だ。ランゲラックがU-20オーストラリア代表に初選出された時に指揮を執っていたのが、ポステコグルー監督だった。13年からはA代表の指揮官に就任。18年に横浜FMの監督となり、19年にはクラブを15年ぶりのJ1優勝に導いた。その手腕は、かつて指導を受けたランゲラックも納得している。

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「強い監督、強いコーチ。気持ちが強い監督だった。ジュニアの代表レベル、A代表レベルでも一緒に仕事をした。彼の哲学はポゼッション。戦術的で規律を求める監督だった。これができないのならチームを変わらないといけないぐらい規律を求める監督だった。彼が代表の時には私も楽しんでプレーをしていたし、横浜FMで成功しているのも彼の哲学だと思う」

 現在、Jリーグで結果を残しているランゲラックだが、ポステコグルー監督から学んだことで今も大事にしていることがあるという。

「彼は説明して、選手を説得してやらせる監督だった。我々はオーストラリア人でしたけど、日本人に対してはもう少し強い言葉で言っているのかな。彼には精神面で鍛えられた。彼の話でモチベーションは上がるし、フィールドで規律を求めること、しっかりやること、そこにはショートカット、近道はなくて、やることをやれば成果を出すことができるという精神面を学んだ」

 現在のランゲラックを築き上げたのは、クロップ監督からの教え「常に100%を出し切る」大切さと、ポステコグルー監督からの「目標達成のためには近道はない」という地道な努力の重要性。この二つの精神を忘れることはないという。

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