スアレスはマンUやPSGに移籍できなかった? 古巣バルサ設定に“縛り条項”に現地注目
トップクラブへ移籍できない条項が付帯し、スアレスの新天地は制限されることに
ウルグアイ代表FWルイス・スアレスは、昨年9月にバルセロナからアトレティコ・マドリードに移籍した。新天地ではデビュー戦で2ゴール1アシストを記録するなどの活躍を見せるなど、現在リーガ・エスパニョーラ首位に立つチームに貢献しているが、英紙「デイリー・スター」によると、古巣バルサからの扱いに今でも苛立ちを覚えているようだ。
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2010~14年にリバプールでプレーしたスアレスは、2014年にバルセロナに加入。在籍6年間でリーグ戦とスペイン国王杯(コパ・デル・レイ)でそれぞれ優勝4回、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)制覇1回など数々のトロフィーを手にし、アルゼンチン代表FWリオネル・メッシ、ブラジル代表FWネイマール(現パリ・サンジェルマン)との強力3トップはそれぞれの頭文字をとって「MSN」の愛称で親しまれた。
しかし、今季就任したロナルド・クーマン新監督によって戦力外となり、バルセロナを退団。移籍先のアトレティコでは、ここまでメッシに次ぐ得点ランキング2位のリーグ戦16ゴールを記録している。
新天地で成功を収めているスアレスだが、フランスのサッカー専門誌「フランス・フットボール」で、忠誠を尽くしたバルセロナからの扱いにはいまだに不快感を思えている様子をうかがわせた。
「一番頭にきたのは、僕が年を取り、もう高いレベルでプレーができず、偉大なチームのレベルではないと言われたことだ。もし3~4シーズンにわたって活躍できないでいたなら納得できるけど、バルサで毎年20ゴール以上を決めていたんだ。常にレオ(メッシ)の次に良い成績だった」
また、「デイリー・スター」紙によると、バルサとスアレスの契約には「マンチェスター・ユナイテッドやパリ・サンジェルマン(PSG)を含め、多くのトップクラブと契約することができない条項」が付帯していたという。ネイマールがPSGへ去った時のように、再び主力選手を失わないための措置だったそうだが、記事では「スアレスにとっては移籍先の選択肢が限られることになった。バルセロナは、彼がクラブに示したのと同じ程度の誠意を見せなかった」と綴り、この条項もスアレスがバルサから放出されることに納得いかなかった理由の一つではないかと見立てている。
果たして、スアレスはアトレティコで古巣バルセロナが後悔するような活躍を見せられるだろうか。
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(FOOTBALL ZONE編集部)