久保は「壁に直面」 レアル専門メディアが“停滞の要因”とヘタフェでの未来に言及
ヘタフェで2戦連続ベンチスタート中の久保「重圧を抱えた若者にとっては至難の業」
ヘタフェは現地時間19日、敵地でのリーガ・エスパニョーラ第24節でベティスと対戦する。日本代表MF久保建英は2戦連続ベンチスタート中だが、海外メディアは「セビージャ戦、レアル戦、ソシエダ戦における久保のパフォーマンスを分析」と取り上げている。
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今季開幕前、レアル・マドリードからビジャレアルへ期限付き移籍した久保は、思うように出場機会を得られず、1月8日にレンタル打ち切りが決定。同時にヘタフェへの“再レンタル”が発表された。第18節エルチェ戦(3-1)で途中出場から新天地デビューを果たすと、その後は4試合連続でスタメン出場していた。
しかし、2月9日に行われた第1節順延分のレアル戦(0-2)でベンチスタートとなり、続く14日の第23節ソシエダ戦でも先発落ち。0-1で迎えた後半13分から右サイドハーフで途中出場したが、見せ場なく不発に終わった。チームも4試合連続ノーゴールと深刻な得点力不足に陥り、3連敗を喫した。
期待されたようなパフォーマンスを示せていない状況にあるなか、レアル専門メディア「The Real Champs」は「セビージャ戦、レアル戦、ソシエダ戦における久保のパフォーマンスを分析」と見出しを打ち、久保について「壮大な才能の持ち主で、今後もっと良くなるはずだ」と主張しつつ、現時点で本領を発揮できていない要因を取り上げている。
「彼はまだヘタフェに適応している段階で、最初の生活は苦労するものだ。ご存知のように、2シーズン足らずで3クラブ目であるのが大きな要因となっている。新たな街、新たなスタイル、異なる役割、異なるチームメートに適応するのは非常に困難であり、ましてや大きな重圧を抱えた若者にとっては至難の業と言える」
記事では、移籍により、その都度新天地のスタイルに適応せねばならず、久保の本領を発揮できる土台が作れていないと説明。「フィジカルの欠如は、あらゆる選手にとって避けるべきマイナス要素であり、クボは今その壁に直面している」と指摘している。
それでも、「大丈夫。適応して落ち着くことができれば、それも乗り越えられる。一貫性を見出すことが大事である。クボはまだ若い。人々は最終的に彼をスーパースターと呼ぶかもしれない存在だ」と太鼓判を押しており、焦らず弱点克服に励むべきとエールを送っていた。
まずはヘタフェでアピールを重ね、定位置確保から取り組みたいところだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)