苦境の久保建英、後半36分に投入も不発 0-1敗戦のヘタフェ、5戦無得点で泥沼4連敗

3試合連続の途中出場となったMF久保建英【写真:Getty Images】
3試合連続の途中出場となったMF久保建英【写真:Getty Images】

ベティスに敵地で0-1敗戦、久保は3戦連続ベンチスタート

 日本代表MF久保建英が所属するヘタフェは19日、リーガ・エスパニョーラ第24節の敵地ベティス戦に臨み、0-1で敗れて5試合連続無得点でのリーグ戦4連敗となった。3試合連続でベンチスタートとなった久保は後半36分から出場し、右サイドハーフに入ったが得点を演出することはできなかった。

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 今季開幕前にレアル・マドリードからビジャレアルへ期限付き移籍した久保だったが、1月8日にレンタル打ち切りが決定し、ヘタフェへ“再レンタル”。11日の第18節エルチェ戦(3-1)で途中出場から新天地デビューを果たすと、その後は4試合連続でスタメン出場を果たした。だが、9日に行われた第1節順延分の“保有元”レアル戦(0-2)でベンチスタートとなると、3試合連続の先発落ちとなった。

 4戦ノーゴールで3連敗中のヘタフェは、この日も今冬に獲得した久保とMFカルレス・アレニャをスタメンから外したこともあり、守備的にゲームを展開。一方のベティスも、前半13分にMFナビル・フェキルが負傷交代になったことで、思うように攻撃を展開できないまま前半を0-0で折り返した。

 後半も膠着した状態で推移するなか、同13分にベティスのMFセルヒオ・カナレスが巧みなトラップから決定機を迎えるも、ヘタフェGKダビド・ソリアが好セーブ。ベティスのマヌエル・ペジェグリーニ監督はここを勝負どころと見たのか、同18分にMFホアキンとFWボルハ・イグレシアスの2人を同時投入した。

 一方のヘタフェは同22分、FWアンヘル・ロドリゲスに代えてアレニャをトップ下に投入。すると同27分、高い位置でのボール奪取から速攻を仕掛けると、MFマウロ・アランバリが決定機を迎えたがシュートはわずかにゴール左へ外れた。

 流れを掴み始めていたヘタフェだったが直後の同30分、DFソフィアン・チャクラがペナルティーエリア内でのファウルを取られてPKを献上。だがカナレスのシュートは、GKソリアが完璧な反応を見せてセーブした。

 同36分、久保が右サイドハーフに投入されたが、直後に再びチャクラがエリア内でのファウルを取られてPKを献上。今度はイグレシアスがしっかりと決めて、同39分にベティスが先制した。

 苦しくなったヘタフェはその後も思うように攻撃の形を作れず、試合はこのまま0-1で終了。これでヘタフェは5試合連続のノーゴールとなり、泥沼の4連敗となった。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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