今夏マドリード勢とフランクフルト間で“玉突き移籍”? 鍵を握る“47億円FW”の去就
フランクフルトFWシウバにアトレティコ移籍の噂、売却ならFWヨビッチを買い戻しか
セルビア代表FWルカ・ヨビッチは、1月の移籍市場でレアル・マドリードから古巣であるフランクフルトへ期限付き移籍した。今シーズン終了後、フランクフルトがヨビッチを完全移籍で獲得する場合、レアルと同じマドリードを本拠地とするアトレティコ・マドリードが鍵を握ってくるという。スペイン紙「ムンド・デポルティーボ」が報じている。
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今シーズン、ジネディーヌ・ジダン監督率いるレアルで出場機会が限定されていたヨビッチは、冬の移籍市場で古巣フランクフルトへ期限付き移籍。復帰初戦で2ゴールを挙げるなど、リーグ戦5試合で3得点を挙げて非凡な得点感覚を取り戻しつつある。
この活躍を受けて、フランクフルトは早くもヨビッチの買い戻しを検討しているという。新型コロナウイルスの影響で、財政面で余裕のないクラブにとって、ヨビッチ再獲得の鍵を握るのは、アトレティコだという。
アトレティコは、今季のブンデスリーガ19試合で17得点を挙げているフランクフルトのポルトガル代表FWアンドレ・シウバの獲得を狙っているという。現在、市場価格が3700万ユーロ(約47億円)とされているアンドレ・シウバを売却し、その資金でヨビッチ再獲得に動く見込みだという。
ただし、ヨビッチの活躍を受けて、当初2000万ユーロ(約25億円)と設定していたレアルが、金額を吊り上げる可能性もあるという。それでも、新たなストライカーを獲得できるアトレティコ、チームにフィットすることが確実なストライカーを再獲得できるフランクフルト、大型補強に向けて資金が必要なレアルと3クラブすべてにメリットのある移籍になる。
果たしてアトレティコを出発点に、ストライカーの“玉突き移籍”が起こるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)