「酒井が決死の突進も…」 ムバッペ、“時速36km”の爆発的スプリント弾に海外注目

マルセイユDF酒井宏樹(左)と対峙したパリ・サンジェルマンFWムバッペ【写真:AP】
マルセイユDF酒井宏樹(左)と対峙したパリ・サンジェルマンFWムバッペ【写真:AP】

PSGがマルセイユに2-0で勝利、ムバッペが強烈な先制弾「狂った加速スピード」

 パリ・サンジェルマン(PSG)は現地時間7日、リーグ・アン第24節でマルセイユと対戦し2-0で勝利を収めた。フランス代表FWキリアン・ムバッペが、先制点の場面で見せた日本代表DF酒井宏樹を置き去りにする爆発的スプリントに対し、海外メディアは「ムバッペの狂った加速スピード」と見出しを打って取り上げている。

 伝統のダービーマッチ「ル・クラスィク」で、マルセイユは酒井とDF長友佑都の日本人サイドバックコンビを送り出したが、PSGの破壊力が牙を剥いた。前半9分、カウンターの場面でムバッペがドリブルを開始すると、酒井は自陣ペナルティーエリア内に侵入される前にスライディングタックルを敢行。しかし、もう一段階スピードのギアを上げたムバッペがあっさりとかわし、ネットに流し込んだ。

 ムバッペの持ち味が光る先制点となったが、海外メディアも爆発的なスプリントに注目。衛星放送「ビーイン・スポーツ」は「酒井の決死の突進も飛び越え、冷静なフィニッシュを決めた」と取り上げ、ファウル覚悟のタックルさえ許さない突破だったと振り返っている。

 また、フランスメディア「Onze Mondial」は「ムバッペの狂った加速スピード」と見出しを打ち、「最高速度の時速36kmを記録した。相手守備陣の目を眩ませた」と説明している。酒井も日本人選手の中ではトップクラスのスピードを誇っているが、ムバッペにはレベルの違いを見せつけられる格好となったようだ。

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