アストン・ビラ主将が29年ぶりの2部降格決定後に乱痴気騒ぎ 「侮辱だ」とサポーターが激怒
わずか3勝で降格の古豪 近年の低迷を象徴するような失態に大バッシング
アストン・ビラの主将、元イングランド代表FWガブリエル・アグボンラホールが、来季の2部リーグ降格が決まった16日のマンチェスター・ユナイテッド戦後にホテルで乱痴気騒ぎを起こしたことが明るみとなり、サポーターが「これは侮辱だ」と激怒している。英地元紙「サン」が報じた。
アストン・ビラは、プレミアリーグ第34節のユナイテッド戦に0-1で敗れた。1992年のプレミアリーグ創設後は一度も降格経験のなかった古豪は、ここまでわずか3勝(7分24敗)しか挙げられず、4試合を残して29年ぶりの降格となった。
アグボンラホールはオーバーウェイトで完全にフィットしていないとの理由から、この試合を欠場していた。しかし、降格が決まり、チームが悲しみに暮れるなかで試合後にホテルで友人とパーティーに興じ、そこで笑気ガスを吸引する姿や大量の酒を飲んで乱痴気騒ぎを起こしているところを写真に収められている。キャプテンとしてあるまじき行為により、大バッシングを浴びている。
これにはサポーターもブチ切れ。記事では、とあるサポーターのコメントが伝えられている。「腸が煮えくり返るよ。これはビラファンに対する侮辱だ」と、あまりの屈辱に怒りが収まらないといった様子だ。
アストン・ビラといえばリーグとFAカップで優勝7回、UEFAチャンピオンズカップ(チャンピオンズリーグの前身)優勝1回を誇る名門。昨季はFAカップ準優勝と健闘したが、リーグではここ数年、毎年のように残留争いが続くなど低迷していた。チームをまとめるべきキャプテンがこの様子では、この凋落ぶりも致し方ないと言えるのかもしれない。
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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images