南野拓実は「放出のリスクにさらされている」 序列“降格”にリバプール地元紙が警鐘
リーグ戦、カップ戦ともに出番を失いつつあり、FW序列で下位に降格
リバプール2年目のシーズンに挑んでいる日本代表MF南野拓実は、ユルゲン・クロップ監督からの信頼を完全には得られず、ベンチ入りしながら出番のない試合が続いている。今後の去就が注目されるなか、英地元紙「リバプール・エコー」は、現状のままでは放出の危機にあると見解を示している。
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リバプールは昨季、圧倒的な強さで約30年ぶりのリーグ優勝を達成した。しかし、今季は一時首位を走っていたものの、直近のリーグ5試合連続で未勝利(3分2敗)と失速。リーグ戦では現地時間28日に敵地で行われた第20節トッテナム戦(3-1)が6試合ぶりの白星だった。
南野自身は、念願のプレミア初ゴールを決めた第14節クリスタル・パレス戦(7-0)以降の6試合において、ピッチに立ったのは第18節バーンリー戦(0-1)のみ。それも後半39分からで、わずか6分間だけだった。さらにリーグ戦のみならず、24日に行われたFAカップ4回戦マンチェスター・ユナイテッド戦(2-3)でも出番なしと、冷遇が続いている。
リバプールは、右膝前十字靭帯損傷で長期離脱を余儀なくされているオランダ代表フィルジル・ファン・ダイクをはじめ、守備陣に負傷者が続出。「リバプール・エコー」紙によれば、クロップ監督は新たにセンターバックを補強する意向のコメントをしたという。
記事では、リバプールは登録メンバーに空きを作る必要があるとし、補強候補に挙がっている元ドイツ代表DFシュコドラン・ムスタフィやギリシャ代表DFソクラティス・パパスタソプーロス、アメリカ代表DFアーロン・ロングなどの外国人選手であることから、支配下の外国人籍選手を1人放出する必要があると指摘している。
そのなかの1人に南野の名前も挙がり、「日本代表の序列は下がっていて、今月初めに黒星を喫したFAカップのマンチェスター・ユナイテッド戦でさえも出番はなかった。もし、クロップ監督が今後も、大勢いる攻撃の選択肢のなかの一つとして彼を使わないのならば、放出のリスクにさらされている1人」と見解を述べている。
南野は“崖っぷち”とも言えるこの状況を自らのプレーで打開できるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)