バルサ失速で”3強”が勝ち点1差にひしめくリーガ優勝争い ラスト5戦の日程から覇権の行方を占う
王者のまさかの3連敗で大混戦 アトレチコはホームで3試合を残す
リーガ・エスパニョーラが、1カ月前には予想もしなかった大混戦になっている。首位バルセロナが17日のバレンシア戦に敗れ、リーグ戦3連敗を喫した。2位アトレチコ・マドリードと勝ち点で並び、3位レアル・マドリードと勝ち点1差になったことを受けて、スペイン紙「マルカ」はラスト5戦の各チーム日程を紹介し、今後の行方を占っている。
公式戦39試合連続無敗の新記録を樹立するなど、リーガ連覇は確実と見られていたバルセロナだが、2日の「エル・クラシコ」で宿敵レアルに1-2の逆転負けを喫して以降、明らかに歯車が狂っている。第32節レアル・ソシエダ戦の0-1に続き、バレンシアにも1-2で敗れて3試合連続で勝ち点を逃した。
昨季王者が予想外の失速を見せる一方で、首都マドリード勢は勢いに乗っている。UEFAチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝でバルセロナを撃破したアトレチコは、直近のリーガ10試合を8勝1分1敗、ジネディーヌ・ジダン監督率いるレアルもリーガ7連勝中だ。勝ち点差「1」の中に3チームがひしめく状況となり、覇権争いは風雲急を告げている。
同紙では今週ミッドウィークに行われる第34節から最終節までのラスト5試合、3チームの日程を比較している。このなかでアドバンテージを持っているのは、闘将ディエゴ・シメオネ監督率いるアトレチコ。ホームゲームを唯一3試合残しており、ビセンテ・カルデロンの声援をバックに戦える。ただ彼らがアスレチック・ビルバオ、セルタといった上位チームとの対戦を残しているのも事実だ。
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