ゲッツェが抱える古巣ドルトムントへの“心残り”とは? 名将への思い「もっと長くクロップの下に…」
今季からPSVに加入したゲッツェが古巣ドルトムントへの思いを明かす
元ドイツ代表MFマリオ・ゲッツェは今季オランダのPSVに加入して初の国外挑戦を果たした。地元メディアのインタビューでドルトムント時代を振り返り、「もっと長くクロップの下に残るべきだった」と古巣への心残りを明かした。
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ゲッツェは下部組織時代からドルトムントでプレーし、2009年にユルゲン・クロップ監督の下でプロデビューを飾った。MF香川真司も所属していた2010-11シーズン、11-12シーズンのブンデスリーガ連覇も経験している。
その後、ゲッツェは2013年に宿敵バイエルン・ミュンヘンに移籍。当時のことをオランダメディア「AD」のインタビューで振り返っている。
「僕は新しいチャレンジをしたかった。ペップのフィロソフィーを知りたかったんだ。バイエルンではチャンピオンズリーグの準決勝に3度進んだ。グアルディオラはそれまでとは全く異なるポジションからフットボールを見ることを教えてくれた。グアルディオラは文字通り試合のあらゆる場所に選手を配置する。アリエン・ロッベンなら僕が何のことを言っている理解できるだろう」
ゲッツェは当時のバイエルンを率いていたペップことジョゼップ・グアルディオラ監督(現マンチェスター・シティ)の下でプレーすることを望み、時代のトップを走る哲学を学んだと語った。3シーズンで終わったバイエルンでの挑戦に後悔はないとする一方で、ドルトムントに心残りがあったことも明かしている。
「今にして思えば、もっと長くクロップの下に残るべきだった。だけど、バイエルンに行ったことも間違いではなかった。彼(クロップ)は私の人生で最も大切な人だと思っている。僕らの間には信頼関係がある」
16年に復帰したドルトムントを今年6月に契約満了で退団したゲッツェ。10月にPSVとの契約が決まり、プロキャリアで初めてドイツ以外のリーグでプレーしている。新天地ではここまで公式戦13試合で4得点3アシストをマークし、「PSVではすぐに昔の自分のフォームを取り戻せた。今はととても満足している」と充実感をにじませていた。
(FOOTBALL ZONE編集部)