「僕を映画の悪役のように…」 メッシが前会長との“確執”を赤裸々告白「何度も退団したいと口にした」
バルサFWメッシが今夏の退団騒動について振り返った
バルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシは今夏の退団騒動を経て、2020-21シーズンも下部組織時代から所属するクラブへの残留を選んだ。しかしチーム状況が改善しないことを含めて、クラブの待遇に決して満足していないようだ。
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スペイン紙「マルカ」などは地元テレビ局「ラ・セクスタ」でメッシがインタビューに答えた様子について報道している。そこでメッシが語ったのは退団騒動の経緯、そしてクラブの現状についての憂いだった。
「僕は(ジョゼップ・マリア・バルトメウ)会長に何度も退団したいと口にした。僕自身は(クラブの)サイクルを一度締めくくって、変革が必要だと思っていた。頭の中でもここから抜け出すことが必要だったし、若手選手への移行のシーズンだと理解していた。退団したかったし、正しいプロセスでそれは進めたかった」
このようにバルサ退団の意思を固めていたことを正直に明かしたメッシだが、そのプロセスにおいて納得できなかったのはバルトメウ会長の態度だったようだ。
「会長は僕を映画の悪役のように見せるため、事象をフィルタリングし始めたように感じていた。とはいえ僕にとって“人生のクラブ”を離れることは難しかった。バルセロナほどいい街はないし、家族が引っ越したくなかったからね」
最後はバルセロナへの愛と家族の意見を優先したが、盟友であるウルグアイ代表FWルイス・スアレスの構想外も含めて、クラブ首脳部に不信感を持ったのは間違いなさそうだ。
メッシは2021年1月1日から、いわゆる夏の市場の“ゼロ円移籍”について、クラブと話し合えることになる。「シーズンを終えるまで、頭の中で明確なものは何もないよ。シーズンが終わるまで待つんだ」と話している天才フットボーラーだが、その去就は今後も注目が集まりそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)